2020-11-12

テクノロジー進歩しているはずなのに閉塞感

個人で出来ることはもう少し便利になると思っていた。

WWWCや、はてなアンテナRSS大手メディア報道されないようなマイナーでも詳しい情報が得られるものだと思っていた。

でもRSSは消えていったし、そもそもマイナー情報を発信する人がいなくなった。

個人で何かをするときは稼げることが前提となったことで、Appleなどの大手広告費を負担しているものに乗っかり、

検索上位の中から書けそうな話題を選ぶ方が賢い。

結果、どこもかしこも似たような記事ばかりになった。


ネット検索から進んだ物を生み出せてない。

詳細なカテゴリー分けされたリンクがあった時代は、知らない単語にぶつかることができたが、知らない単語を広めることができない。

情報発信したところで大規模に広告を打たないと見てもらえない。

一方で、SNSでバズって一時的に全国から問い合わせが集中し、客を待たせるわけにはと事業規模拡大したと同時に忘れ去られる。


個人情報を発信し、受け取る側も賢く取捨選択すると言われているが、そうなっていない。

世界的な大企業製品プロモーションに、いかに乗っかり、そこから外されないか競争になっている。

選択肢が増えているようで増えていない。

例えばAppleGoogle製品いかに上手く宣伝するかでSNS上での地位も決まる。

日本全国や世界規模にならず、街中の一定数の人相手にするといったのが持続性がない。

がんばってローカル情報を発信する人はいるが、ネット広告ではやっていけない。


AIで、それぞれの個人に合わせた提案可能になるとか言われているが、

機械学習にかかる費用は大きくなりすぎてしまっていて、個人が払う金額ではペイしない。

そうなるとお金を払ってくれそうなクラスタに属しているかどうかで、テクノロジー進歩恩恵にあずかれるかどうかが決まってしまう。


個人創作するためのデジタルツールはそれほど進歩していない。

未だにリアル3Dを作るのは膨大な時間お金がかかるし、計算機能力も足りていない。

動画4Kは撮れるようになったが、未だにマイクで音声を撮ったり音声を処理する機能は足りてない。

部屋の環境音くらいは消せるようになったが、録音でこもった声をハッキリさせるといったのはEQから進歩してない。

ゲーム実況商品紹介など、一から創作するよりも、大規模にお金をかけた物に乗っかる方が偉くなってしまったし、クオリティが高いと賞賛される。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん