以前は何か独立した装置で行っていて、2000年問題(!)の際にAccessに切り替えたそうだ。
しかし、新しいAccess(弊社ではAccess2016)を使用してMDBファイル(Access2000-2003データベース)の最適化を行った時にレコードが消失するバグがあった。
消える量は微々たるものであるが、最適化のたびにランダムでデータが消えるのではデータベースとしては役に立たない。
このバグについて調べるにあたって、偶然会社の倉庫に眠っていたAccess2007を発見し、それで検証してみたところものすごい量のデータが消失していた。2007環境で作業していた人はおかしいと思わなかったのだろうか?(社内でAccessはこの在庫管理にしか使っていない)
2016で同様の検証をしてもなかなか消失は確認できなかったが、実務上確実にデータが消えていることを時折確認している。これは最新バージョンで解消されているそうだが、会社のPCであるのでアップデートの適用が随時は行われず、4か月遅れであるようであった。
ただ、4か月遅れとはいえ時折バージョンアップされているにも関わらずバグが解消される気配が全くないまま業務を行っていたのだが、いい加減やってられないのでやむを得ずAccess2019を導入することとした。このあたりについて調べている時、そもそもバージョンアップ内容のアナウンスがかなり複雑に隠されていたり、アナウンスされていなかったりとMicrosoftの不親切さを痛感した数時間だった。
ただし、Access2019にアップグレードしたからといってバグが解消される確信はなかった。
私はそもそもMDBなどという古い形式で強行するのはやめたい、システム的にも古い上に個人のエンジニアが開発したものであり、古いからではなくそもそもの造りにバグが多く、現在弊社の事業規模に見合ったサポートを受けられていないことから、システムそのものを更新して欲しいと上申し続けている。
というか2000人を抱える大企業でこんな古い(しかもバグを抱えた)データベースに頼っているってどうなの?
しかしなかなか承認を得られないため、やむをえず応急処置的に最新版である2019を導入することとした。
データベース管理に使っているPCにはボリュームライセンス版のOffice2016がインストールされている。
ここにAccess2016を個別に購入し、インストールしている。
ライセンス的にはOffice2016とAccess2016は別であるが、同じ2016同士なので共存できているようだ。
ここにAccessのみ2019をインストールしてみようとしたが、Office2016がインストールされているためインストールできませんとなってしまった。
以前、別の会社にいた時に2003と2010か何かは共存させた気がするのでできると思っていたが、起動のたびにオンライン認証しているからだろうか。今はもう無理らしい。
そもそもボリュームライセンス版のAccess2019(Office2019)のインストールは非常に面倒くさい。
いわゆるインストーラではなく、コマンドプロンプトからのインストールである。GUI環境を創造し、推進してきたMicrosoftが、この2019年になってCUIを持ち出してきたのだから驚きだ。
このあたりは調べたらいろいろ有意な情報がたくさんでてくるので、そちらを参考にしてもらいたい。
ちなみにConfiguration.xmlの作成は非常に面倒であるが、Microsoftが提供している、質問に答えていくだけで作成してくれるものを使うのが一番楽にできる。
リモートがオンになっているとインストールに支障があるというのも謎だ。
バグに対しても、Office2016とAccess2019の共存についても解決できていないが、もしこの記事を見て何か思い当たる点がある人がいれば連絡をください。
最適化させないように設定変更すればいいんじゃねぇのか? それかSQL Server入れてデータベース置き換えるとか
>最適化しないように いやもちろんそれはしてるんですけど、いつまでもそのままってわけにもいかないので……というか既にデータでかすぎてヤバくなってきてるので……