2016-11-18

終末のイゼッタ」は兵器百合もバトルも歴史も詰め込んでるので凄い

終末のイゼッタは視聴後の余韻が心地よく毎回楽しんで見ているので、中間報告ってことでメモを残しとく。

今期のアニメを見ている本数は数本なんだけど、このアニメは続きを一週間じっくり待ちながらリアルタイムで見て良かったと思う。はじめは「原作なし」と知らなかったので、「どうせ原作読者は結末知ってんだろ」と思いながら冷めた気持ちで(姫様目当てに)見てたんだけど、オリジナルと知って俄然結末を待つ楽しみも増えてる。

で、このアニメの魅力は綺麗な暴力性とカワイイセクシャリティとの2点に尽きると思う。

綺麗な暴力性のところは、言うまでもなく戦争兵器ネットを見ると比較ミリオタ諸兄には好評の描写が多いんだけど、私はそのへん知識も見識も無いんで評価できん。ただ、実在らしい兵器を使って戦争っぽいことしているのを見るのはスキ。このアニメを思わず見入ってしまうのは、リアリティ差し置いて戦闘するイゼッタの立ち回りがとっても綺麗に纏まってるからなんだよね。剣で戦闘機を貫き、槍で戦車を射止め、対物ライフルに乗ってそれを発射する。そうかと思えば、剣で戦車砲弾を弾き返し、戦車を横転させる。ついには、空母エレベータ魚雷を打ち込み轟沈させる。次々と手を変え品を買え、視聴者に息をつかせぬ映像を見せてくれたと思うけど、バトル物に目の肥えた諸兄からはどのように見ているのだろうか。

ついでに言っておくと、兵器の部分は表層的な暴力性と映像快感だけじゃなく、アイデアとしてもきちんと練られているんじゃないか魔法というフィクションを利用して物語を進めながら第二次世界大戦とか現代兵器やらからアイデアを入れてまとめ上げているのは見ていて本当にテンションが上がる。空を飛びながら戦車一方的攻撃するのはイラク戦争での航空機から映像彷彿とさせるし、魚雷を連れて地面スレスレを飛ぶのは湾岸戦争でみたトマホークじゃないかと思って思わず関心してしまった。

性的」の部分はフィーネもとい早見沙織大公とイゼッタの百合絡みだよね。百合物語の本筋としては関係ないし、それを作中で意識されることもないが、視聴者としてはこれは最高と感じてる。当然のようにレズっ気を発露する女王様とイゼッタ達は見ていて落ち着くんよ。フィーネとイゼッタのどちらかが男だったら、ゴチうさのような安心感戦争アニメで見ることはできないよね。つくづく思うのは、アニメキャラってのはカワイイだけじゃやっていけない時代になったんだなあ、声優のように積極的百合営業していかないとアッピールできんのかいなあ、としみじみ思う。

まとめると、「パワフルさ」と「ちょっぴりエッチ百合)さ」、男の子がスキな要素を大盛りで盛り込んだアニメ終末のイゼッタなんだろうと思う。つぎはどんな魔法兵器)でワクワクさせてくれるのだろうか、そして物語の結末はどうなるのだろうか。そんなふうに期待しながら次回を待ちわびている。

個人的にはオタク向けアニメとして、よく纏まった作品、あるいは佳作レベルとして十分魅力的になる可能性を秘めていると思う。あとはストーリーのまとめ方次第だと思う。今後の展開にワクワクしてる。

暴力としての戦争という快感かわいい美少女、そして「これトマホークじゃん!」と突っ込む楽しみを提供してくれたこのアニメに期待している。

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