2015-12-30

2015年育児総括

うちの娘(三歳)もこの一年で大きく成長したなぁと感慨深いところがある。一方で妻の目に余る育児への非協力、育児妨害に対して辟易としてきている。

例えば、自分子どもをお風呂に入れようとしても、娘は「母親から離れるのが嫌だ」という気持ちから拒否する。そういう娘の気持ちはとても良く理解できる。

一番の解決策は母親がそっとその場を離れて「いまはお母さんはいないんだよ」という状況にして、お風呂に入れること。端的にいえば、娘の気持ちを切り替えさせるということ。

そうしなければ、ズルズルとお風呂が後ろになってしまい、最終的にお風呂掃除洗濯をしなければいけない自分寝る時間が減る。さらに、翌朝、寝不足で不機嫌な妻のオーラを、子どもに当てないように苦慮しなければいけなくなる。

しかし、妻はいくら自分が「この場から席を外して欲しい」といっても、テレビを見たりして席を外そうとしない。子どももお風呂に連れて行かれそうになる気配を察知しているので、母親のそばにいる。妻はよけいに娘から求められていると感じて、子どもから離れない。

じゃあ、母親がお風呂に入れればいいじゃないかと言われそうだが、妻には毎日それをこなすだけのキャパシティーがない。不機嫌になり、子どもの声掛けにも応答しなくなる。要するに消極的ネグレクトをしてしまう。その結果、子ども母親と2、3時間一緒にいただけで、あまり言葉を発せず、おどおどして、まわりを伺うような感じになってしまう。面白いくらい人間が変わってしまう。子どもコミュニケーションが受け取ってもらえない感覚に陥って、それが根本的な不安助長しているのだと思う。

もちろん、母親100%の原因とは思わない。娘にも原因はあるだろう。また自分にも当然原因はあるだろう。自分育児責任者家事責任者としてやれることはやっているつもりだが、残念ながら至らない点はあるはずだ。それは自分キャパシティー不足。

妻は専業主婦だけれど、日中育児母屋の義父母に大きく依存している。妻は神経質な性格をしており、お風呂の扉を毎日外して、その下のレールを拭いたりしている。床掃除毎日する。トイレ掃除毎日。そして、人とのコミュニケーションを取るのが苦手。その苦手さ具合は、自分の娘、赤ちゃんに対してもそう。

たとえば、娘のお風呂あがりは、最初の頃(ゼロ歳のころ)は妻に任せていたが、むずがる娘を制御できず、うつろな目をしたまま30分も時間がかかったりしたことも。自分が出て行ってバトンタッチすることを繰り返すうちに、もうお風呂あがりも自分が行うように変更した。

自分は一人会社だけれど会社経営している。毎日18時には必ず帰宅して、それ以降は基本育児責任者をしている。大変だけれど、柔軟に予定の組み換えができるので、そこまでひどい状況ではない。やらなければいけないことは減らないし、かなりペースダウンはしているけれど、着実に前に進めているので、それも問題はない。

娘のお風呂嫌いの原因は、ゼロ歳当時の妻のネグレクトに由来していることは間違いないだろうと思う。妻が何もできない状態(疲れきって、どうしていいのかわからない状態)に陥った時、娘は母親からの応答を求めて、より一層母親にしがみつく。そのままでは妻が持たないので、自分が引き離して娘をお風呂など一連の処置を行うわけだが、当然引き離された娘は自分に対して「母親から引き離す嫌なヤツ」とインプットしたことだろう。

幸い、それからよく遊んであげることで自分に対するマイナス評価はだいぶ和らいだことと思う。しかし、お風呂母親から引き離される嫌なイベントという刷り込みは根強く入ってしまっているようで、冒頭の状況になっている。

娘に迷惑はかけたくないので、自分は妻の代わりにやれることをやってきたつもりではあるし、これからもやっていくつもり。そして、それをこなすの別に大変ではない。邪魔さえ入らなければ。その邪魔をしてくるのが、当の妻なのだからイライラしてしまう。妻のために、娘のために、もちろん自分のために限りあるリソースをフル活用している。妻が何もできないことについては、そんな妻を選んでしまった自分が悪い。でも、せめて邪魔だけはしないで欲しいと切に願う。

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