2014-04-05

イオンでNexus4を買ったらやってみてほしいたったひとつのこと

今日電車たまたま仕事で知り合った友人と出会った。

から携帯を出そうとしたら、隣に座っていた人のNexus7にぶつかって

あ、すみませんと顔を向けたら、知っている顔だった。

ひとしきり近況を交換したところで、知人が見せたいものがあるという。

内製アプリプロトかなにかと思ったら、タップしたのは標準アプリの「ギャラリー」だった。

彼はちゃっかりリア充ぶりを見せつけるように時間をかけた後、伊豆で撮ったという一枚の寂しい写真に最終的に辿り着いた。

下のサングラスのようなアイコンタップすると端末を持って周りを見回してくれと言う。

言われるままに端末を滑らすと、真冬の弱々しい太陽とくすんだように黄色く低い灌木が山裾まで広がった景色が左に流れ、

代わりにここまで撮影者を連れてきたのであろう山道が山の嶺の向こうまで続いて風景に変わっていた。

はっと後ろを向けば、ステンシルで型どられたような影法師が山緑を上下に分けていた。

行ったこともなく名前も聞いたこともないその場所に、あの時私は確かに立っていた。

AndroidKitKatから入った標準機能だそうだ。

「これを知ったら、一眼レフはもう持てないよ。」

ちょっとだけ型落ちのニコンカメラ風景画の写真が好きで、

ゴルフドライバーの代わりに三脚を車のトランクに突っ込んでいたことを思い返せば、

その発言は驚きで、でも理由を説明されなくても分かる気がした。

ハードウェアじゃなくて完全にソフトウェアで実現していること、

内蔵された傾加速度センサがそれを可能にしていること、

撮影するのに時間がかかるけど、たくさんのカメラがあれば一瞬で出来ること、

ドイツベンチャーが、放り投げるだけで360度の視界を撮影できてしまカメラボールを開発していて

日本でも入手できることなど、たくさんの覚えきれない話に時間ゆっくり流れていく。

今のところ、これの唯一の欠点は足下が幽霊になってしまうことぐらいだねーと、

さっきは気づかなかった、臑の先が風景に溶け込んでいく自然さに笑った後、

「ところで、そのNexus4にも同じ機能入ってるはずだよ」

ぽろっと落雷が舞い込んだ。そうだ、この携帯KitKat入ってた。

IoTって言葉がなんかバズって久しいし、iBeaconやAndroidWearが後二年ぐらいしたらフツーになってるから

上司に力説されて、AndroidWearのデモアプリを動かすためによくよく調べず購入したけど

今のところマインクラフトPEのMODスキンをその場で確認できる自己満足くらいにしかなってないNexus4が

まさかこのタイミングで話につながるとは思わなかった。

使い方はいたって単純。ランチャーアプリすら入れていない自分環境では

ホーム画面を開いて、左下のカメラボタンタップして、同じような位置にあるアイコンタップして、

一覧の一番上の地球儀サングラスを掛けたようなアイコンタップして端末をまっすぐ前に掲げて「Align to start」という文言を見ながら待つだけ。

これすごいよ、と電車内を盗撮しまくっていたところを友人につっこまれ、

「じゃあ、開けた場所に行こう」と自分の予定も友人の予定も置き去りにしたまま、

つの間にか、波止場まで友人を連れ出していた。

全方位写真撮影者が一番臨場感を感じると思います楽しいです。

Nexus5と間違えてNexus4を購入した時は世界が終わったような感じがしてましたが、

iPhone比較したら誤差範囲のような気がしてきたのが不思議です。

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