2014-01-18

牛丼屋のやつは、文章力他者意識が足りなかったのではないかという

突っ込みどころの地雷原たる一連のツイートだが、いくつか言いたい。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1785362.html

1. あなたイメージなんてどうでもいい

炎上きっかけとなった件のツイートだが、

所得の低「そうな」人ほど礼儀正しさを備えているように「思える」という雑なイメージ吐露している。

なぜ雑かというと、所得の低そうな人がどういう人か、礼儀正しい人がどういう人か、

読者に納得のいく意見が述べられていないからであるデータ経験のない意見

ただのイメージなのだ

その雑なイメージを基に疑問を呈してみても共感など得られるはずもない。

まずは「牛丼年収」などでググることが必要だ。別に論文レベル

データや参考文献は必要ない。だがそれを補うためには圧倒的に魅力的な経歴が

必要なのだ

2. 疑問は時に炎上する

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1499407139

皆さんは上の投書を覚えているだろうか。

一昨年の暮れだかに炎上した朝日新聞読者投稿である

新幹線指定席を買い忘れた壮年男性が空席を求めて指定席ゾーン彷徨い、

最後自由席子連れ母親から席を譲ってもらったという話である

ペットや未就学児童指定席に座っていることに疑問を呈する投書であるが、

「虚を突かれ」「座席で居心地の悪さを感じながら」など、

自分意見感謝言葉もなくちょくちょく不満を述べる文体

賛否両論であったことは記憶に新しい。

今回のツイートも「僕はこんな疑問を持ちました」という表明である

が、共感を求めるポーズが滲み出ており、「分からない」という形式の疑問ではなく

「僕/私の言ってることは間違ってますか」という形式の疑問である

このテの疑問は小町でよく見かける。そして漏れなく炎上している。

3. 不要論は禁止に似ている

しかに「牛丼屋でごちそうさまなんて本来不必要」と「牛丼屋でごちそうさま言うな」は違う。

必要はない」と「禁止」は違うからである

だが、世間では「○○なんて不要」という意見は強制の意味を多分に含む。

たとえば社長が「ウォーターサーバーなんて必要ない」と言えば

ウォーターサーバーは簡単に撤去できる。

「こんなもの必要ない」

「こんなもの不要だ」

そんな考えを持った人間たちが街を練り歩く姿をよく見かける。

彼らの目的は、義務化の撤廃ではなく、根絶、禁止だ。

4. 足りないのは文章力他者意識

そもそも140文字という短いフォーマットでは1つのツイートでも

正しく理解してもらう文章力が求められる。殊に本を書いてもいるプロなら尚更だ。

歌手芸能人インタビューや会見ならいざしらず

プロ書き手読み手に誤解されるのはいかがなものだろうか。

そして、彼(?)は終始「なぜ炎上しているのか分からない」

「なぜ謝らなければならないのか分からない」を繰り返していた。

この局面になって炎上する理由が分からないのは他者意識が欠如していると

言わざるを得ない。ここで言う他者意識とは、「この文章を読んで読み手

どう感じるか」ということだ。

考えてほしい。そのツイートがなぜ炎上たか。なぜ反対意見が多いのか。

かく言う私は反省も謝罪も求めてはいない。求めるのは学習である

http://anond.hatelabo.jp/20140118003326

http://nanaoku.hateblo.jp/entry/2014/01/17/130610

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