夢小説はJavaScriptによる”圧倒的な不可能性”の実現だった | POYO NET – ねとぽよ http://news.netpoyo.jp/2013/06/646
があまりにも現実から離れていたので我慢できずにいくつか突っ込みをいれていきたいと思います。
妄想はしている人の勝手です。それを書き出すのも書き手の勝手です。
「脳内にとどめるべき」だなどと外野から言われたくありません。
「ドリーム小説 サーチ」で検索するとトップに結果が出るサーチサイト、Dream Scope - 夢小説(ドリーム小説/名前変換小説)非公式サーチさんで調べてみました。
50個の個人サイトさんの注意書きをすべての読みましたが、「BL読者の方は回れ右で」に類する文章を掲載しているサイトさんはひとつもありませんでした。
また、逆のBL二次創作でも、pixivをざっと見ればわかるように、「ドリーム小説読者の方は回れ右です」などと書かれているところには、少なくとも私は遭遇したことがありません。
無個性なドリーム小説主人公もいますが、きちんと設定されたプロフィールを持つ主人公も少なくないです。これについては統計しませんでしたが、「夢主人公交流」と呼ばれる、書き手さんがお互いのヒロインの交流を描くような作品もあります。「主人公が無個性の場合が多い」が間違いなのはある程度ドリーム小説を読めばわかることです。ドリーム小説がシチュエーションを重視するものばかりであれば無個性主人公でもかまわないでしょうが、実際には物語としての魅力がたっぷりのドリーム小説のほうが多く、そのような場合、無個性主人公ではストーリーが成り立ちませんし、キャラクターが主人公に惚れることに説得力を持たせようと思えば、無個性主人公ばかり書いていられないでしょう。
ちなみに、腐女子の中には、好きな男性キャラクターの名前を入力して、マイナーCPを求める気持ちを夢小説で紛らわしていた人もいるようです。
ここまで調べておいて話に出てこなかったのはすこし不思議なのですが、きちんとした「BLドリーム小説」というものがあります。一言にすれば男主人公のドリーム小説です。つまり、ドリーム小説を読む人がBLも読む場合も確実に存在するわけです。
腐女子が過去語りをしたり同性カップリングへの嫌悪を語ったりするだけであれだけ話題になるはてなですから、腐女子に謎のフェチというか、オリエンタリズムでも感じてるんでしょう。ドリーム小説についても同じこと。また、女子による女子の内輪の内部告発を好む、趣味の悪い方も少なからずいらっしゃるようですね。
ですが、腐女子についてはそれこそpixivでいくらでも誰かのフィルターを通した過去語りではなく実際の二次創作が見られますし、ドリーム小説だって検索すればいくらでも読むことができます。実態を知ることは簡単です。でも、それだけのことすらしようともしないで、目についたというだけで例の過去語りやらなにやらを読んだだけでお手軽に意見を言うくらいの人には、腐女子やドリーム小説のことにはほんとうは興味なんてないのでしょう。そんな完全に外野にいる人たちに腐女子やドリーム小説のことを知って欲しいとは思わないし、外野から、ねとぽよさんが言うところの「女の子文化」に対する勝手な批評も批判も欲しくありません。
今回のねとぽよさんのドリーム小説についての記事も、実態を知ってもらうという点では悪くないでしょうが、ドリーム小説やカップリング二次創作に対して一人一人が持っている感情は違うのに、それを無理やり実情とは離れた不確かなひとまとめにして上辺だけなぞった記事として発信するのはいかがなものかと思います。
はてブでここの記事よく見る気がする http://news.netpoyo.jp/ ニワカっぽい記事が多いけどここってどう思われてるのかな ねとぽよさん、知ったかぶりで勝手なことを言わないでください htt...