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2015-03-31

自称モラトリアム

モラトリアムとは

学生など社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態を指す。心理学者エリク・H・エリクソンによって心理学に導入された概念で、本来は、大人になるために必要で、社会的にも認められた猶予期間を指す。

 ・日本では、小此木啓吾の『モラトリアム人間時代』(1978年昭和53年))等の影響で、社会的に認められた期間を徒過したにもかかわらず猶予を求める状態を指して否定的意味で用いられることが多い。

・"moratorium"の語源は、ラテン語の "mora"-遅延,"morari"-遅延する である

(Wikipediaより)


1992年に生まれた私は、今年で23歳になる。

後れることな大学まで進学し卒業した同年齢の人々は、明日から社会人となるそうだ。

私は、彼らに対して大きな隔たりを感じる。

私は進学を自分で決めたにもかかわらず、新社会人となる彼らに数年の後れをとってしまっている。

それも、特に理由があったわけではない。同じような人間に囲まれて、ただ時間を過ごしただけだ。

高校卒業して暫くの間、なんとなく自分大学でやっていけるかどうか、漠然とした不安は抱えていた。

ところが、大学に入ってみて今に至るまで、ほとんど不自由していない。

孤立根深日本社会の一部とはおよそ考えられぬ程度には交友が広がり、特に不満もない。

―私の過ごした「モラトリアム」は、一体何だったんだろう

明日からの私は、モラトリアムを「返済」する。

無為に過ごした時間は返ってこないが、せめて人並みになれるよう努力せねばならない。

卒業、おめでとう。

P.S. 今年も桜がきれいです。あなたの街にも、咲いていますか?

 
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