はてなキーワード: ライトノベルとは
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順位 | K | J | 計 | |
1位 | 涼宮ハルヒの分裂 | 7,398 | 4,219 | 11,617 |
2位 | 彩雲国物語 青嵐にゆれる月草 | 5,338 | 2,679 | 8,017 |
3位 | 彩雲国物語 白虹は天をめざす | 4,907 | 2,602 | 7,509 |
4位 | キノの旅 10 | 4,997 | 2,378 | 7,375 |
5位 | 涼宮ハルヒの憂鬱 | 4,803 | 2,386 | 7,189 |
6位 | 彩雲国物語 緑風は刃のごとく | 4,249 | 2,086 | 6,335 |
7位 | 涼宮ハルヒの溜息 | 3,702 | 1,981 | 5,683 |
8位 | フルメタル・パニック つどうメイク・マイ・デイ | 3,343 | 1,647 | 4,990 |
9位 | 涼宮ハルヒの退屈 | 3,261 | 1,722 | 4,983 |
10位 | 涼宮ハルヒの消失 | 3,212 | 1,691 | 4,903 |
11位 | 涼宮ハルヒの暴走 | 2,976 | 1,583 | 4,559 |
12位 | グイン・サーガ 110 快楽の都 | 3,270 | 1,228 | 4,498 |
13位 | グイン・サーガ 113 もう一つの王国 | 3,229 | 1,193 | 4,422 |
14位 | グイン・サーガ 111 タイスの魔剣士 | 3,152 | 1,255 | 4,407 |
15位 | グイン・サーガ 112 闘王 | 3,199 | 1,200 | 4,399 |
16位 | 涼宮ハルヒの動揺 | 2,837 | 1,552 | 4,389 |
17位 | 涼宮ハルヒの憤慨 | 2,835 | 1,536 | 4,371 |
18位 | グイン・サーガ 114 紅鶴城の幽霊 | 3,127 | 1,232 | 4,359 |
19位 | 灼眼のシャナ 14 | 2,637 | 1,682 | 4,319 |
20位 | 涼宮ハルヒの陰謀 | 2,733 | 1,511 | 4,244 |
21位 | ゼロの使い魔 10 | 2,306 | 1,778 | 4,084 |
22位 | 時をかける少女 | 2,920 | 1,149 | 4,069 |
23位 | グイン・サーガ 115 水神の祭り | 2,778 | 1,161 | 3,939 |
24位 | 学園キノ 2 | 2,530 | 1,363 | 3,893 |
25位 | ゼロの使い魔 11 | 2,085 | 1,621 | 3,706 |
26位 | 今日からマ王!? | 2,444 | 1,180 | 3,624 |
27位 | リリアとトレイズ 5 | 2,300 | 1,283 | 3,583 |
28位 | 創竜伝 13 | 2,347 | 1,098 | 3,445 |
29位 | 灼眼のシャナ 15 | 2,005 | 1,378 | 3,383 |
30位 | リリアとトレイズ 6 | 2,121 | 1,249 | 3,370 |
31位 | グイン・サーガ 外伝21 鏡の国の戦士 | 2,405 | 917 | 3,322 |
32位 | 少年陰陽師 嘆きの雨を薙ぎ払え | 2,105 | 1,181 | 3,286 |
33位 | 少年陰陽師 翼よいま、天へ還れ | 2,088 | 1,186 | 3,274 |
34位 | 星界の断章 2 | 2,096 | 1,150 | 3,246 |
35位 | ゼロの使い魔 12 | 1,795 | 1,310 | 3,105 |
36位 | 新ロ??ドス島戦記 6 | 2,044 | 1,025 | 3,069 |
37位 | 少年陰陽師 真実を告げる声をきけ | 2,004 | 1,036 | 3,040 |
38位 | ミミズクと夜の王 | 1,774 | 1,151 | 2,925 |
39位 | マリア様がみてる あなたを探しに | 1,714 | 1,093 | 2,807 |
40位 | ゼロの使い魔 | 1,653 | 1,065 | 2,718 |
41位 | ゼロの使い魔 9 | 1,461 | 1,200 | 2,661 |
42位 | タバサの冒険 | 1,411 | 1,175 | 2,586 |
43位 | 彩雲国物語 はじまりの風は紅く | 1,718 | 837 | 2,555 |
44位 | とある魔術の禁書目録 12 | 1,487 | 1,064 | 2,551 |
45位 | とある魔術の禁書目録 13 | 1,489 | 1,043 | 2,532 |
46位 | マリア様がみてる クリスクロス | 1,635 | 835 | 2,470 |
47位 | 狼と香辛料 | 1,316 | 1,109 | 2,425 |
48位 | マリア様がみてる 大きな扉小さな鍵 | 1,593 | 806 | 2,399 |
49位 | 学園キノ | 1,579 | 798 | 2,377 |
50位 | ハヤテのごとく!春休みの白皇学院に、幻の三千院ナギを見たbyハヤテ | 1,593 | 767 | 2,360 |
51位 | 彩雲国物語 紅梅は夜に香る | 1,566 | 782 | 2,348 |
52位 | とらドラ! 4 | 1,347 | 990 | 2,337 |
53位 | 鋼の国の魔法戦士 | 1,509 | 708 | 2,217 |
54位 | 狼と香辛料 3 | 1,260 | 944 | 2,204 |
55位 | 彩雲国物語 黄金の約束 | 1,459 | 684 | 2,143 |
56位 | マリア様がみてる フレ??ムオブマインド | 1,459 | 680 | 2,139 |
57位 | とある魔術の禁書目録 SS | 1,236 | 895 | 2,131 |
58位 | 狼と香辛料 4 | 1,107 | 930 | 2,037 |
59位 | 彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計 | 1,339 | 612 | 1,951 |
60位 | 彩雲国物語 漆黒の月の宴 | 1,330 | 620 | 1,950 |
61位 | 彩雲国物語 花は紫宮に咲く | 1,365 | 566 | 1,931 |
62位 | 彩雲国物語 心は藍よりも深く | 1,322 | 607 | 1,929 |
63位 | 彩雲国物語 想いは遥かなる茶都へ | 1,313 | 585 | 1,898 |
64位 | 彩雲国物語 光降る碧の大地 | 1,315 | 579 | 1,894 |
65位 | 彩雲国物語 藍より出でて青 | 1,294 | 552 | 1,846 |
66位 | 神曲奏界ポリフォニカ ストラグル・クリムゾン | 1,159 | 677 | 1,836 |
67位 | 彩雲国物語 朱にまじわれば紅 | 1,280 | 546 | 1,826 |
68位 | とらドラ! 5 | 1,048 | 777 | 1,825 |
69位 | 狼と香辛料 5 | 987 | 765 | 1,752 |
70位 | とらドラ・スピンオフ! | 918 | 668 | 1,586 |
71位 | 乃木坂春香の秘密 5 | 916 | 632 | 1,548 |
72位 | 神曲奏界ポリフォニカ ビギニング・クリムゾン | 951 | 592 | 1,543 |
73位 | らき☆すた殺人事件 | 917 | 590 | 1,507 |
74位 | 乃木坂春香の秘密 6 | 791 | 584 | 1,375 |
75位 | まぶらほ じょなんの巻・いち | 767 | 566 | 1,333 |
76位 | 護くんに女神の祝福を! 9 | 782 | 532 | 1,314 |
77位 | まぶらほ さらにメイドの巻 | 702 | 513 | 1,215 |
78位 | 護くんに女神の祝福を! 10 | 709 | 499 | 1,208 |
79位 | れでぃ×ばと! 2 | 579 | 496 | 1,075 |
80位 | 護くんに女神の祝福を! 12 | 605 | 437 | 1,042 |
81位 | Nana 2 | 601 | 155 | 756 |
82位 | 神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと | 345 | 253 | 598 |
83位 | ラブ・コン | 377 | 199 | 576 |
84位 | ラブ・コン 恋の歯車、回したろか??編 | 377 | 142 | 519 |
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1位 | 涼宮ハルヒの分裂 | 7398 |
2位 | 彩雲国物語 青嵐にゆれる月草 | 5338 |
3位 | キノの旅 10 | 4997 |
4位 | 彩雲国物語 白虹は天をめざす | 4907 |
5位 | 涼宮ハルヒの憂鬱 | 4803 |
6位 | 彩雲国物語 緑風は刃のごとく | 4249 |
7位 | 涼宮ハルヒの溜息 | 3702 |
8位 | フルメタル・パニック つどうメイク・マイ・デイ | 3343 |
9位 | グイン・サーガ 110 快楽の都 | 3270 |
10位 | 涼宮ハルヒの退屈 | 3261 |
11位 | グイン・サーガ 113 もう一つの王国 | 3229 |
12位 | 涼宮ハルヒの消失 | 3212 |
13位 | グイン・サーガ 112 闘王 | 3199 |
14位 | グイン・サーガ 111 タイスの魔剣士 | 3152 |
15位 | グイン・サーガ 114 紅鶴城の幽霊 | 3127 |
16位 | 涼宮ハルヒの暴走 | 2976 |
17位 | 時をかける少女 | 2920 |
18位 | 涼宮ハルヒの動揺 | 2837 |
19位 | 涼宮ハルヒの憤慨 | 2835 |
20位 | グイン・サーガ 115 水神の祭り | 2778 |
21位 | 涼宮ハルヒの陰謀 | 2733 |
22位 | 灼眼のシャナ 14 | 2637 |
23位 | 学園キノ 2 | 2530 |
24位 | 今日からマ王!? | 2444 |
25位 | グイン・サーガ 外伝21 鏡の国の戦士 | 2405 |
26位 | 創竜伝 13 | 2347 |
27位 | ゼロの使い魔 10 | 2306 |
28位 | リリアとトレイズ 5 | 2300 |
29位 | リリアとトレイズ 6 | 2121 |
30位 | 少年陰陽師 嘆きの雨を薙ぎ払え | 2105 |
31位 | 星界の断章 2 | 2096 |
32位 | 少年陰陽師 翼よいま、天へ還れ | 2088 |
33位 | ゼロの使い魔 11 | 2085 |
34位 | 新ロ??ドス島戦記 6 | 2044 |
35位 | 灼眼のシャナ 15 | 2005 |
36位 | 少年陰陽師 真実を告げる声をきけ | 2004 |
37位 | ゼロの使い魔 12 | 1795 |
38位 | ミミズクと夜の王 | 1774 |
39位 | 彩雲国物語 はじまりの風は紅く | 1718 |
40位 | マリア様がみてる あなたを探しに | 1714 |
41位 | ゼロの使い魔 | 1653 |
42位 | マリア様がみてる クリスクロス | 1635 |
43位 | マリア様がみてる 大きな扉小さな鍵 | 1593 |
44位 | ハヤテのごとく!春休みの白皇学院に、幻の三千院ナギを見たbyハヤテ | 1593 |
45位 | 学園キノ | 1579 |
46位 | 彩雲国物語 紅梅は夜に香る | 1566 |
47位 | 鋼の国の魔法戦士 | 1509 |
48位 | とある魔術の禁書目録 13 | 1489 |
49位 | とある魔術の禁書目録 12 | 1487 |
50位 | ゼロの使い魔 9 | 1461 |
51位 | マリア様がみてる フレ??ムオブマインド | 1459 |
52位 | 彩雲国物語 黄金の約束 | 1459 |
53位 | タバサの冒険 | 1411 |
54位 | 彩雲国物語 花は紫宮に咲く | 1365 |
55位 | とらドラ! 4 | 1347 |
56位 | 彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計 | 1339 |
57位 | 彩雲国物語 漆黒の月の宴 | 1330 |
58位 | 彩雲国物語 心は藍よりも深く | 1322 |
59位 | 狼と香辛料 | 1316 |
60位 | 彩雲国物語 光降る碧の大地 | 1315 |
61位 | 彩雲国物語 想いは遥かなる茶都へ | 1313 |
62位 | 彩雲国物語 藍より出でて青 | 1294 |
63位 | 彩雲国物語 朱にまじわれば紅 | 1280 |
64位 | 狼と香辛料 3 | 1260 |
65位 | とある魔術の禁書目録 SS | 1236 |
66位 | 神曲奏界ポリフォニカ ストラグル・クリムゾン | 1159 |
67位 | 狼と香辛料 4 | 1107 |
68位 | とらドラ! 5 | 1048 |
69位 | 狼と香辛料 5 | 987 |
70位 | 神曲奏界ポリフォニカ ビギニング・クリムゾン | 951 |
71位 | とらドラ・スピンオフ! | 918 |
72位 | らき☆すた殺人事件 | 917 |
73位 | 乃木坂春香の秘密 5 | 916 |
74位 | 乃木坂春香の秘密 6 | 791 |
75位 | 護くんに女神の祝福を! 9 | 782 |
76位 | まぶらほ じょなんの巻・いち | 767 |
77位 | 護くんに女神の祝福を! 10 | 709 |
78位 | まぶらほ さらにメイドの巻 | 702 |
79位 | 護くんに女神の祝福を! 12 | 605 |
80位 | Nana 2 | 601 |
81位 | れでぃ×ばと! 2 | 579 |
82位 | ラブ・コン 恋の歯車、回したろか??編 | 377 |
83位 | ラブ・コン | 377 |
84位 | 神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと | 345 |
twitter はじめた頃の思いで。何書いていいのか分からなくて、こんなことを呟いた
ライトノベル「狼と香辛料」のヒロイン、賢狼ホロは、その存在を麦粒に仮託している。
麦があるうちは事実上不死だけれど、麦粒を使い果たしてしまうと、恐らく彼女は、この世に存在できなくなる。
「狼と香辛料」の終盤は、何かの事故がきっかけで、彼女は最後のひと粒を除いて、麦粒を無くしてしまう。
麦粒を持たない賢狼は、恐らくはラスボスである白熊との死闘のさなか、主人公かばうために
最後の麦粒を使って命をかける。勝負は相討ち。主人公は助かるけれど、ホロはいなくなる。
主人公は、物語の出発点、ホロが神様として治めていた村に帰って暮らす。
故郷に帰った主人公は、倉庫の隅にひっそりと残った麦粒を見つけて、
それを畑に撒いて、今までの旅を回想しながら一夏過ごす。
ある嵐の夜、あるいは雪の夜ふけ、ドアを叩く音に主人公が振り向いてエンド。
けっこうすぐに返事。
2粒まいたら2人に増えますか?
さらに返事。
けしからん、それはけしからん。
呟きを受けとめてくれる人がいた。しばらくここで書いてみようと思った。
一位は問答無用。後半がちょっと厳しい。
作者でやった方がよかったかな。銀金入れるならクララもアグネスもアルルカンもシンデレラも入れたくなるし<それでは氷室冴子TOP10だ。
作者版なら…
こんな感じか。
最近読んでそれなりによかったのは、
中二病設定というと邪気眼系を指すことが多いと思う(超主観)のだが、個人的にはクール系無気力系主人公をそこに加えたい。所謂セカイ系の主人公に多いタイプ。というかセカイ系が流行って以降、ライトノベル界を席巻しているタイプ。
世の中自分以外バカばっか、生きる理由なんてないけど死ぬのも面倒なので生きてる、みたいな。平凡な大人を軽蔑していて、周囲の人間を全員見下している(ここにいずれ自分も平凡な大人になるだろうという絶望が加わってたり加わってなかったり)タイプ。文化祭に盛り上がっているクラスメイトをちょっと離れたところから嘲笑してるタイプというか。大人な自分かっこいい。厭世的な自分かっこいい、みたいな主人公。
自分が年をとったせいか、最近無性にこのタイプの主人公がむかついて仕方がない。と同時に、過去に自分が行った行動を思い出して恥ずかしいというよりももっといたたまれなくてドス黒い思いを覚えてしまう。
大体において、「こんなやつ実際いたら確実にいじめるわ」というタイプでも何故かモテモテで、これまた脱力してしまう。そしてモテモテでも絶対に「そんなのどうでもいいよ」「人との係わり合いなんか面倒臭い」みたいな舐め腐った態度なのだ。マジテンプレ。少女小説ではあまり見ないがライトノベルでは腐るほど見た気がする。
知り合いに「ライトノベルなんだけど面白いから読んで」などと言われて借りた本の主人公がこのタイプだと、一気にその人の本の趣味に対する信頼度が地に落ちてしまう。「興味ないんだけどモテモテで困っちゃう」みたいな主人公とかお前人を舐めるにもほどがあるだろう。感想に困るんだよ。つーかこういう男の妄想大爆発><みたいな本読んでも面白くねーんだよ。お前だって「私モテモテで困っちゃう」みたいな乙女の夢大爆発><な本貸されても困るだろう。
http://anond.hatelabo.jp/20071127121532を読んでも思ったことだけど、ハーレムものの時に男はひたすらに周囲の女の知能を下げる傾向(白痴レベルまで)があるが、女は上げる傾向がある(それがきちんと描写されているかはともかく)んじゃなかろーか。
何が言いたいかっていうと、大人を舐めくさった無気力主人公がモテテモテテ困っちゃう話はもう勘弁してくださいってことなんだ。全然タイトルと違うけどそういうことなんだ。文章おかしいけどな。
現在シリーズ化されているが、それは一作目の「憂鬱」が当たったから。したがって、「憂鬱」はきちんと完結しており、これ一冊でハルヒというライトノベルの構造を語ることができる。
視点はキョン。流れはこんな感じ.
見事に起承転結があるだけでなく、3人の脇役のエピソードが構造化されて配置されている。トップダウンに書いたのではないかと考えるくらい。この流れの中でキョンはグイグイと脇役の意見を納得させられ、最後は行動を起こす。読みはじめる前には分からなかった「涼宮ハルヒの憂鬱」というタイトルの意味が、読後にははっきり分かる。
結局、膨大なオタク知識にごまかされそうになるが、この小説のおもしろさは基本構造の確かさの上に構築されているということ。アクロバティックな話を支えるためには基本が大事、というのはラノベでも同じかもしれないぞ。
を読んで思ったんだが
別にこの人に限った事じゃないかもしれない
自分の印象では、はてな民の多くは過激な言い方をすれば「アンチ普通の人」であるような気がする。
「普通の人はこうみたいですね、でもちょっと理解できないな、それ(笑)」←こんなスタンスの人が実にはてな界には多いと感じる。
しかし、だ、
これが俺は、本当によく分からない。
ケータイ小説を好きであれば「普通の人」であり好きでないならば「普通じゃない」のだろうか?
スイーツ、と言えば「普通の人」であり言わなければ「普通じゃない」のだろうか?
逆に
「普通の女子」なら髪を巻き上げているはずなのだろうか
「普通の女子」なら「だよねー」「うんうんー」という会話しかしないはずなのだろうか……
「普通の人」って一体何だ。どの基準をクリアしたら「普通の人」認定されるのか。一つでもひっかかれば普通の人なのだろうか。ケータイ小説が好きだけれどもスピリチュアル(笑)江原(笑)と思っている人は普通の人なのか、普通でない人なのか。雑誌でスイーツの店をチェックし、スイーツを食べに行くのが好きだが、ライトノベルが好きで、韓国ドラマが嫌いな人は、普通の人なのか、普通でない人なのか。髪を巻き上げ、ディズニーランドに行くのが好きだが、議論が好きで、「だよねー」「うんうんー」といった会話が嫌いな人は、普通の人なのか、普通でない人なのか。スイーツもライフハックも好きな人は、普通の人なのか、普通でない人なのか。
一体普通の人とは何なのか。自分は普通でない人だ、というスタンスで語っている人は、本当に普通でない人と言えるのだろうか?
例えばケータイ小説スイーツなどなどを普通の要素とするならば、その人は本当に普通の要素を一つたりとも持っていないといえるのだろうか?それとも一つまでなら持っていても普通でない人を自称する事は許されるのか?ならばいくつ以上持っていれば普通の人と判定されるのか?その境目は何か?そして誰が判定するのか?そもそも普通の要素は一体誰が決めたものなのか?本当にスイーツと呼んでいる人は多いのだろうか?ケータイ小説を支持している人は多いのだろうか?
普通の人って一体何だ。
人はそれぞれたくさんの様々な要素を持っている。洋菓子をスイーツと呼ぶ。呼ばない。ケータイ小説が好き。嫌い。ディズニーランドが好き。嫌い。ファッション雑誌が好き。嫌い。ライフハックが好き。嫌い。ライトノベルが好き。嫌い。バラエティ番組が好き。嫌い。ニュースが好き。嫌い。鉄道が好き。嫌い。韓国ドラマが好き。嫌い。などなど。たくさんの要素をそれぞれが多彩な組み合わせで持って生きている。
その要素のうちどれが「普通」でどれが「普通でないか」は定まっていないし、定まっていたとしても「普通要素を何個以上持っていれば普通」という決まりはない。
ただそれぞれの人間が漠然と、「これは普通っぽい要素なんじゃないか」「これは普通っぽくない要素なんじゃないか」と思っている。「メディアでそう言ってた」「周りの人間数人が皆そうだから」などの理由で。
そうして各々の感じる「普通っぽい要素」をたくさん持っているであろうと思う人を、「普通の人」と言う。あるいは一つ自分の思う「普通っぽい要素」に引っかかっただけでも「普通の人」と言う。
自分を「普通じゃない人」と言う人は、自分の感じる「普通っぽい要素」に自分が当てはまらないと感じ、自分の感じる「普通っぽくない要素」に自分が当てはまる、と感じている人だ。そしてその人が感じている「普通っぽい要素」を、他人も「普通っぽい」と感じているとは全く限らない。
判定基準は全て自分の中にある。
客観的な「普通の人たち」があるのではない。
普通かそうでないかを決めているのは自分自身。
人間はそれぞれが個別の様々な要素を抱えて生きている。それだけの話。
「普通」って、そのくらい、曖昧で、あやふやで、どっちつかずで、内容の無いものなんじゃないか。
ゆえに「普通」を気にする必要など全くない。
ありもしない「普通」幻想に怯え、それと自分を対比させる必要もない。
「普通の人」はいない。
時にはミッキーマウスさえモチーフになる、街角でいきなり売りつけられる美術品。
「えええーー?よくわかんねーなぁーーー?本当に資産価値なんてあるのぉ?」
ってずっと思ってたんだけど。
ふと出かけた南の島の海外旅行。
どうみてもラッセンの劣化コピーにしか見えない、版画やバティックなどの布・・・。
「現地の職人が1枚1枚刷ってます!」
って事で、しょぼくてもなぜかそれなりの値段。
いわゆる「絵画」「アート」としてみると、なんとなぁく微妙な雰囲気は漂うものの、
ひょっとしたらラッセンは、そういう「アート」的な文脈で見ちゃいけないのかも。
「ケータイ小説」や「ライトノベル」や「ロマンス文庫」を全部「小説」ってジャンルで見て良いのか
「漫画」も「アニメ」も「芸術」ってジャンルでくくって良いのか
「J-POP」と「歌謡曲」を同じジャンルで見て良いのか・・・のような、ちょっとした差を含んでいるのかも。
そのおみやげ屋さんにおいてあったどのイラストよりもラッセンはうまかったので、
「あなたがそうだと思うものがライトノベルです。ただし、他人の同意を得られるとは限りません。」
ないし、その省略である
「あ(略)」
と答えることになっています。
定義なんてない。
ライトノベルと云うものは、本来、女子供の読むもので、いわゆる利口な大人が目の色を変えて読み、しかもその読後感を卓を叩いて論じ合うと云うような性質のものではないのであります。ライトノベルを読んで、襟(えり)を正しただの、頭を下げただのと云っている人は、それが冗談ならばまた面白い話柄でもありましょうが、事実そのような振舞いを致したならば、それは狂人の仕草と申さなければなりますまい。
ライトノベルと云うものは、そのように情無いもので、実は、オタクをだませばそれで大成功。そのオタクをだます手も、色々ありまして、或(ある)いは謹厳を装い、或いは美貌をほのめかし、あるいは名門の出だと偽り、或いはろくでもない学識を総ざらいにひけらかし、或いは我が家の不幸を恥も外聞も無く発表し、以てオタクのシンパシーを買わんとする意図明々白々なるにかかわらず、評論家と云う馬鹿者がありまして、それを捧げ奉り、また自分の飯の種にしているようですから、呆れるじゃありませんか。
最後に云って置きますが、むかし、神坂と云う人がありまして、この人の書いたものは余り面白く無かったけれど、でも、その人のライフ・ワークらしいスレイヤーズの序文に、オタクのねむけ醒(ざま)しともなれば幸なりと書いてありました。そうして、そのオタクのねむけ醒しのために、あの人は目を潰(つぶ)してしまいまして、それでも、口述筆記で続けたってんですから、馬鹿なもんじゃありませんか。
余談のようになりますが、私はいつだか谷川と云う人の閉じられた世界と云う作品を、眠られない夜に朝までかかって全部読み尽し、そうしたら眠くなってきましたので、その部厚の本を枕元に投げ出し、うとうと眠りましたら、夢を見ました。それが、ちっとも、何にも、ぜんぜん、その作品と関係の無い夢でした。あとで聞いたら、その人が、その作品の完成のために十年間かかったと云うことでした。
ハセ・クライスナー