twitter はじめた頃の思いで。何書いていいのか分からなくて、こんなことを呟いた
ライトノベル「狼と香辛料」のヒロイン、賢狼ホロは、その存在を麦粒に仮託している。
麦があるうちは事実上不死だけれど、麦粒を使い果たしてしまうと、恐らく彼女は、この世に存在できなくなる。
「狼と香辛料」の終盤は、何かの事故がきっかけで、彼女は最後のひと粒を除いて、麦粒を無くしてしまう。
麦粒を持たない賢狼は、恐らくはラスボスである白熊との死闘のさなか、主人公かばうために
最後の麦粒を使って命をかける。勝負は相討ち。主人公は助かるけれど、ホロはいなくなる。
主人公は、物語の出発点、ホロが神様として治めていた村に帰って暮らす。
故郷に帰った主人公は、倉庫の隅にひっそりと残った麦粒を見つけて、
それを畑に撒いて、今までの旅を回想しながら一夏過ごす。
ある嵐の夜、あるいは雪の夜ふけ、ドアを叩く音に主人公が振り向いてエンド。
けっこうすぐに返事。
2粒まいたら2人に増えますか?
さらに返事。
けしからん、それはけしからん。
呟きを受けとめてくれる人がいた。しばらくここで書いてみようと思った。
ちょっと「狼と香辛料」が読みたくなった、 そんな雨の午後。 http://anond.hatelabo.jp/20071211105531