2007-11-12

ラッセン

版画と言えば、ラッセンだ。イルカクジラオーロラや虹。

時にはミッキーマウスさえモチーフになる、街角でいきなり売りつけられる美術品。

「えええーー?よくわかんねーなぁーーー?本当に資産価値なんてあるのぉ?」

ってずっと思ってたんだけど。

ふと出かけた南の島の海外旅行

おみやげ屋さんに「マリンアート」と称して並んでいたのは、

どうみてもラッセン劣化コピーにしか見えない、版画やバティックなどの布・・・。

「現地の職人が1枚1枚刷ってます!」

って事で、しょぼくてもなぜかそれなりの値段。

いわゆる「絵画」「アート」としてみると、なんとなぁく微妙な雰囲気は漂うものの、

ひょっとしたらラッセンは、そういう「アート」的な文脈で見ちゃいけないのかも。

ケータイ小説」や「ライトノベル」や「ロマンス文庫」を全部「小説」ってジャンルで見て良いのか

漫画」も「アニメ」も「芸術」ってジャンルでくくって良いのか

J-POP」と「歌謡曲」を同じジャンルで見て良いのか・・・のような、ちょっとした差を含んでいるのかも。

そのおみやげ屋さんにおいてあったどのイラストよりもラッセンはうまかったので、

ひょっとしたら「マリンアート」っていう、「工芸的」なジャンルがあるのかもしれんね。

まぁとにかく、「マリンアート」としては、ラッセンは実はかなり優秀、と言う事を理解した。

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