はてなキーワード: マウスジェスチャとは
このエントリを書いた人間だけど、思わぬブクマ数がついていて笑った。
だが、1つだけ言っておきたいことがある。
キーボード信者とは、キーボードであれば良い面も悪い面も一緒くたにして盲目的に賛成し、
マウスであれば良い面も悪い面も一緒くたに否定する人間のことを言う。
これは大きな誤解と言わざるをえない。
日本人のメディア・リテラシーの無さが嘆かれて久しいが、
まず文章のどこをどう読んでも、俺がキーボード信者であるとは書いていない。
信仰と言えば、マウスジェスチャの信者のそれは実に酷いものがある。
そして、マウスジェスチャという過去の遺物、古い時代の遺産を殲滅せねばならない。
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もう1つ大いなる誤解がある。
よく読んで欲しい。懐柔派なのだ。
キーボードを絶対視することも、マウスを絶対視することも危険思想だと位置づけている。
日本人の読解能力がここまで低下しているとは誠に嘆かわしいことである。
キーボードを絶対視しているのでもなく、マウスを全面否定しているのでもなく、
マウスジェスチャを否定しているのだという点に注意されたい。
マウスは普通に使うし、マウスは無くてもならないものだと思っている。
これのどこが過激派であろうか?いや、どこにも過激派と判断できる要素はない。一切ない。
大衆心理とは恐ろしいものだ。一人が過激派というレッテルを貼れば、そろい踏みの将棋倒しでみんなが
過激派であるかのように見えてしまう。お前らみんな揃って倒れているということに気付かない裸の王様よ。
マウスは無くてはならないが、マウスジェスチャは根絶せねばならない。
だから、決して俺は過激派ではない。誤解があまりに酷すぎて釈然としないので、説明した。
ついでに言えば、マウスとキーボードのどちらが便利かというと、キーボードのほうが便利と即座に答える。
それはマウスまで手を伸ばすのが面倒だからというありきたりのミーハーな理由などではなく、
ただマウスという入力デバイスの時間あたりの現実的情報入力量が極めて少ないものだから。
勝手にブクマコメントでは、俺が手を伸ばすのが面倒だという全くもって非現実的な理由でキーボードを推奨している
かのように決めつけているようだが、ここも衆愚的な反応と言わざるをえない。
キーボードのほうが便利なのは前提としても、
マウス操作を強いられている場面(webブラウジング中そういうことは多い)で
キーボードに手を戻さずにマウスジェスチャで対応出来るのが便利
という話だと思うのだけど
キーボード操作中にわざわざマウスジェスチャ使う人なんているの?
キーボードが一番便利。
好みは人それぞれと思うだろうが、物には限度がある。
マウスジェスチャが便利と言い張るのは、どうしても無理がある。
結局自分の慣れた操作が快適だと感じているだけであって、
「バカだねえ」「狭い世界で生きてるんだねえ」
と嘲笑の対象になる。
よほど狭い世界で生きていないと、そんなマウスジェスチャのような
不便な操作方法に落ち着くはずもないのだが。
マウスジェスチャが好きだと言ってる人に人気なFireGesturesだが、
なるほどキーボード操作を全く知らない人が飛びつくには恰好の対象である。
だが、このソフトをいくら使いこなした所で、せいぜい数倍の速度差に
なるだけで、もっと抜本的な速度改善には至らない。
例えば、ブラウザの戻る進むだけで、クイックイッと2ストロークさせて
いることに無駄を感じないのだろうか?
まあ、一般ユーザがそういう愚かな操作方法にハマるのならまだ分かるが、
高度なユーザがそういう操作方法にハマってるのを見ると、
本当に頭が大丈夫なのかと問いただしたくなる。
例えば、SEの知人はマウスジェスチャが自分にとって欠かせない存在と語り、
快適なパソコン操作には欠かせないと豪語していた。
まったく情けない話である。恥ずかしいことをよく言えたものだ。
こういう操作方法の個人差というのは、あまり伝達されにくいらしく、
親しい人間の間であっても、個人差が維持されることが多い。
そういう意味でも、デジタルディバイディングが存在しているということだ。
何よりも、操作方法というのは個人の慣れで選択してしまいがちだから、
仮に根本的に優れた代替手段があっても、それに乗り換える面倒さのほうを
優先してしまいがちになるのだよ。
とは言っても、自分で積極的にいろんな方法を試した人間であれば、
キーボード入力ならJISかな入力、Windows操作のカスタマイズならAutoHotKey
という具合に工夫するものだが、その工夫が全くない人間もいるだなあと感心することしきり。
バカは己のバカさを自覚できないからこそバカなのだから、
バカにバカと言ってバカさを自覚させることはできない。
だが、バカにバカと言ってバカな行為を辞めさせることならできる。
だから、これからも私はバカにバカと言って、マウスジェスチャを世の中から根絶したいと思う。
まあ、どのくらいの数のブラウザオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らないブラウザの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、ブラウザのことを紹介するために
見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にブラウザを布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、インストールに過大な負担を伴うCUI用、音声出力のブラウザは避けたい。
できればプリインストール、入ってなくてもGUIインストーラ付きのブラウザにとどめたい。
あと、いくらブラウザ的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
Sun好きが『HotJava』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
ブラウザ知識はいわゆる「青いE」的なものを除けば、フォクすけ程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「ブラウザ戦争以前」を濃縮しきっていて、「ブラウザ戦争以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。機能もOSと一体だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなブラウザ(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ブラウザオタとしてはこの二つは“独自エンジン”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のMac OS Xオタが持ってるCocoaへの憧憬と、元Dave Hyatt監修のオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもMac OS Xな
「容量的なださカッコよさ」を体現するユニバーサルバイナリ
の二つをはじめとして、オタ好きのする機能を世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「Safariだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜のUIがその後続くかわからないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
日本ならFlash上でIMが使えなくて、それがブログで非難されてもおかしくはなさそうなのに、
アメリカでそういうのが後回しにされること、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱりブラウザはWebサーフィンのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「Konqueror」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるAppleの思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも「RSS」を付ける、っていうネーミングセンスが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
Safari RSSという名前を俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
MozillaやOperaだったらきっちりSafari 2と名付けてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて「RSS」を名前に付けてしまう、というあたり、どうしても
「自分のソフトウェアを形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえAppleがそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でNN2見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
NN4よりも前の段階で、ネスケの哲学とか独自拡張路線とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品がパッケージでこの時代に売っていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくブラウザ好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる火狐でしかMozillaを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
Operaの「タブ」あるいは「マウスジェスチャ」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない標準議論を毎日続ける」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそもじら組版『和ジラ』最終リリースは日本語パック抜き以外ではあり得なかったとも思う。
「祝祭化したIE専用サイトをdisる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はBork Editionにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうTim Berners-Lee風味の妄想をこういうかたちでブラウザ化して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にロリ狐を選んだ。
IE4から始まってロリ狐で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、ふぉくす子以降のブラウザ擬人化キャラの影響を
受けた作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
プログラミングの時はマウスに手を移したくないのでキーボードのみで済ませられるようにショートカットキーを多用したりキーボードだけですませらるようなエディタ(emacs, vi)を使用している人は多いだろう。
それと感覚は同じ。ただブラウジングするときや映画でも見るときに、わざわざキーボードに手を移さずにすむように5つボタンマウスを使用し、それ以上の機能はマウスジェスチャでまかなう。
ますます
「マウスジェスチャなんて喜んで使ってる奴は脱初心者したこと自体が嬉しいレベルのエセ玄人」
だという持論の確信が強まりました。
この記事は下書き。
Operaの長所は何といっても「軽くて多機能」。「軽い」だけでも「多機能」だけでもなく、「軽くて多機能」。
軽さだけならLynxのほうが上だし、機能は無制限に拡張できるFxが最強だが、そのバランスでいえばOperaが一番優れていると思う。
以下、俺がよく使う機能について。事前に設定が必要なものを含む。
思い出したら追加するかもしれない。