2024-08-06

フェミもしくは矯風会的な宗教保守女性性嫌悪について

そのうち絵の女がリクルートスーツ着て足組んでるだけで破廉恥って言いだしそうな界隈の話。

凄く迷惑だなあという気持ちはありつつも、きわめてあわれであるなあという気持ちもある。

本人たちは実在する神の使徒、神の名のもとに世界を正す戦士と思っていそうだが、その神は既にうつろな抜け殻であり、戦士自身が打ち砕くべき敵だとしか私には思えないのだ。

貞淑であれ、破廉恥なことをするな、という思想は家父長制からくるイエの財産散逸を防ぐためのルールにすぎない。レヴィ=ストロースの平行いとこと交叉いとこあたりの話をちょいと小耳に挟めばあっそうかそういうことなだってわかるのだが。

土地利権一族に蓄積し、集中させていないとすぐ失われてしまいみんなひどいことになる。だから蓄積集中するルールを作る。散逸する相続が行われないように一族の女というのは厳しくコントロールする。また女というのは財産であり貴重な交換用物品である価値をなるべく高めたい。

それらのために必要なのが貞淑である

家父長制の失われた現代において貞淑というのはどれほどの意味が残っているだろうか。

女は貴重な財産で交換用の通貨であるという価値を高めるための貞淑はまた、女が自分自分を所有するフェミニズムやらウーマンリブやらの思想とは対極にある。

女が一人で社会に投げ出され自分自身での保護しか得られない現代において貞淑に何の意味があろうか。

家父長という死んだ神がもう死んでいることに気づかず熱心に帰依している使徒巫女戦士たち。なんてあわれなんだろう。

天にまします我らの父よ。白馬に乗ったスパダリたちよ。彼女たちを救いだしたまえ。彼女たちの魂にやすらぎがあらんことを。

  • >>女は貴重な財産で交換用の通貨であるという価値を高めるための貞淑はまた、女が自分で自分を所有するフェミニズムやらウーマンリブやらの思想とは対極にある。<< いやまさ...

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