2024-06-04

anond:20240604153904

北朝鮮では1974年3月21日に「税金制度を完全になくすことについて」という最高人民会議法令が発布され、同年の4月1日には「世界ではじめての税金のない国になった」という内容の宣言が行われました。こういった経緯から北朝鮮では4月1日を「税金制度廃止の日」と定めています

近年では、外貨獲得手段の一つとして観光分野にも力を入れ、消費税空港税といった税金がかからないというのが他国にはない特徴の一つとなっています

このように税金がないと聞くと、国民負担をかけない優しい国のように思う人も多いでしょう。しかし、その実情は決して甘いものではありません。

北朝鮮当局税金徴収しない代わりに、何らかの使用量や募金といった名目で、法的裏付けのない金を頻繁に徴収しているのです。さら付加価値税は「取引収入金」として、所得税は「社会協同団体利益金」として、法人税は「国家企業利益金」として徴収しているようです。

結局、当局国民に対して金銭徴収していることには変わりなく、これが北朝鮮における事実上税制であるといっても過言ではないでしょう。

記事への反応 -
  • 役人が賄賂を要求して 先生も賄賂を要求して 病院も賄賂を要求して まあそのお金を取られるのは変わんないですね

    • 税金なくても政府が通貨発行して適切に支出してればそうはならんやろ。 インフレとかの問題は置いておくとして。

      • 北朝鮮では1974年3月21日に「税金制度を完全になくすことについて」という最高人民会議法令が発布され、同年の4月1日には「世界ではじめての税金のない国になった」という内容の宣言...

    • 金正恩総書記は、2021年1月の朝鮮労働党第8回大会の結語で、 反社会主義的・非社会主義的傾向(風紀の乱れ)、権力乱用、不正・腐敗と共に 「税金外の負担」を厳しく戒めたが、全くも...

      • ロシアやらメキシコやら税金がある国でも普通に賄賂や政治腐敗は発生してるんで税金の有無はそれらの問題と関係ないで。

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