2024-02-26

赤子は愛しさと希望でできている

昨年、33歳で初めての子どもを出産した。子はもうすぐ4ヶ月になる。

20代の頃は子ども人生責任が取れないと考え、子どもを持つことに否定的だった。

でも30代を迎えて「自分は何にもなれない」ということがわかり、かつ「自分人生はこんなもんだろう」という先がぼんやり見通せるようになってきた。

このおかげで楽に生きることができるようになった反面、自分人生がつまらないものに思えてきてしまった。

変化をもたらすには子どもを持つくらいしかないな、と考えてゆるっと妊活をして、幸運なことに子どもを授かることができた。

赤子は想像していた以上に素晴らしい存在だった。

どう素晴らしいかを、的確な文章にするのは難しい。

が、とにかく愛しいのだ。愛しさのかたまり

赤子は自力では何もできないので、とにかく親を信頼して全力で頼ってくる。

親の腕の中で1ミリの警戒心も持たずに脱力しきって眠る

それらがかわいくて愛しくて仕方ないのだ。

育児は相当大変で寝不足で疲れているのに、赤子のことがこんなに愛しいなんてどうかしている。

親に快感を与える麻薬物質か何かが赤子から放出されているのかと思うくらいである。

そして希望に満ちている。希望のかたまり

赤子は毎日、できることが増えていく。

頭を動かすことができるようになる、声を出せるようになる、物を掴むことができるようなる、など。

この成長を積み重ねた先は、親である自分と違って無限未来がある。

赤子も成長すれば、私と同じ「何にもなれない者」になっていくと、理性ではわかっている。

でも、「末は博士大臣か」的な妄想をしてしまう。してしまえるほどに、赤子は白紙なのだ

(話が逸れるが、世の祖父祖母が孫を喜んぶのもこの理由なのだろう。)

優しさでできているのがバファリンなら、愛しさと希望でできているのが赤子だ。

毎日、大真面目にそう感じるくらい、赤子は素晴らしい存在だ。

  • 私も母が33歳の時に産まれた子どもだ。 生ける人間粗大ゴミみたいな人間になってしまったせいか、事あるごとに両親から「赤ちゃんの頃は本当に可愛かったのにね……」と言われる。 ...

  • まぁ10年も経てば立派なトー横キッズ予備軍よ

  • つまり現実逃避の道具に子供を作ったんか なかなか罪深いな

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