2023-11-26

人類ノンバイナリ理論

先日、anond:20231119130355 を書いた。

この記事では「心の性別」は固定概念由来だと書いているが今回はそれを更に掘り下げようと思う。

近年、「(特定性別)らしさ」から解放される社会が目指されているが、その中で頻繁に使われる言葉の一つに「心の性別」がある。これは、LGBT関連の文脈で生まれ、個々の性自認に対して理解を深めるために使われることが多い。しかし、この言葉にもまた、固定概念が含まれていると感じている。

前回の記事では、「心の性別」が「(特定性別)らしさ」から来ているという立場を掲げ、男女の固定観念から派生していると主張した。これにより、「心の性別」が新たなラベルを作るだけでなく、本質的問題対処する上で不十分であるという考え方を示唆した。

新たな視点: 「心の性別」の非存在

この考えを更に深めると、私は「心の性別」の非存在論に辿り着く。言い換えれば、生物学的な性は存在するが、心理的な性は存在しないという立場だ。最終的な主張は、「すべての人は生物学的な性を持つが、心の性別存在せず、今ある言葉で言い換えると「ノンバイナリー」である」というものだ。

「心の性別」が存在しないとする立場は、性に対する既存の二分法に疑問を投げかけ、個々の人間多様性をより包括的理解しようとするものである生物学的な性は体の構造から明確に定義されるが、心理的な性は人それぞれ異なり、一様に分類されるべきでないとの考え方だ。

「ノンバイナリー」の視点: 個性本質

この立場では、「ノンバイナリー」が適切な言葉であると考える。心の性別存在しないとすれば、男性または女性に拘束されず、各人が単一性別に縛られない存在であると捉えるべきだ。最終的に、心の性別個性の表れであり、その本質は一人一人異なるものであると断言できる。

この立場は、性に関する社会的な期待にとらわれず、個々の人間をより包括的理解するための新たな視点提供している。性に固定されない多様なアイデンティティ尊重され、受け入れられる社会の構築が求められていると言えるだろう。

記事への反応 -
  • 近年、「(特定の性別)らしさ」に囚われない世界が目標とされているが、そこで「心の性別」という言葉がよく使われている。 もちろんこの言葉は理解されやすいかもしれない。しかし...

    • 先日、anond:20231119130355 を書いた。 この記事では「心の性別」は固定概念由来だと書いているが今回はそれを更に掘り下げようと思う。 近年、「(特定の性別)らしさ」から解放される社会...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん