2023-04-01

anond:20230401081220

ダークソウルデモンズソウルの2作目ではあるが、

文脈キングスフィールドにあって厳密にはデモンズソウル系譜ではない。

デモンズソウルは異質で孤立していたがブラッドボーンが発売されたことで先立ちのデモンズソウルと後継のブラッドボーン関係性が産まれた。

 

なぜダークソウルデモンズソウル系譜ではないのか?

 

デモンズソウルは城もテーマに含まれるが正確には「脅威の襲来」がメインテーマとなっている。

ある日、理解できないもの日常侵食していく世界観クトゥルフ神話中世ヨーロッパ舞台に語るRPGだ。

デモンズソウル世界ゆっくりと静かに襲う色のない霧はクトゥルフ神話にたびたび登場する霧と同じものだ。

ブラッドボーンでも驚異の襲来が踏襲されており、理解不能な化物たちを相手にしたRPGが同様に繰り広げられている。

 

一方、ダークソウルテーマは「王家と墓」だ。

ダークソウル世界の住人は「ソウル」を既知の事実として把握しているし、

今の世界を形作る神話も住人たちは程度の差こそあれ理解している。

デモンズソウルが独りの王の暴走によって、現実中世からいきなり剣と魔法世界にされた(過去にも同様の現象はあったが)のに対して、

ダークソウル魔法があって当たり前の世界であり、似たようで全く違う世界観だ。

人々は原因を理解しているからこそ、諦めに似た心境で緩やかな滅びを享受している。

そこで運命に立ち向かう者としてプレイヤーの旅が始まる。

どちらも世界を救う話ではあるが、デモンズソウルは脅威の原因が人為的ものによってもたらされたのに対して、

ダークソウル世界のものの欠陥によって引き起こされた現象解決を託された話でスケールもかなり違う。

その世界の仕組みこそが王家にあり、王家のいざこざを精算することで世界を救うのはキングス文脈と同じ構成になってる。

 

デモンズとブラッドボーンが未知の恐怖だとしたら、キングスダークソウル過去の恐怖と戦っている。

アクション性の高いゲームだとなかなかストーリーの話がされにくいが、

ダークソウルデモンズの繋がりは開発くらいしかなくて、文脈は分断されてると覚えておいて欲しい。

記事への反応 -
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