今のままじゃいつかはダメになるけど、今の所しばらくは大丈夫そう。今の構造に苦しんでる人はいるし、気の毒ではあるけど結局他人事。自分はそうならないとでも思ってるのかなんて脅されても、実際今まで無縁だったし、これからも多分そう。だから今の自分の生活が大切っていう素朴な保身を手放しに非難できるのか。
今現在苦しんでるけど、どうせ変わらないだろうし、そんな事考える余裕なんてないしという無力感を叱るのは傲慢じゃないか。
社会を良くするのは「誰か」ではなくて一人一人なのだから、アンタらがそんな有様じゃ困るという憤りも、ヘラヘラと開き直る姿への苛立ちも分かる。
でもそれただをあー冷笑野郎だわー。目先の事しか見えないバカだわー呆れたわーと揶揄するなら、冷笑野郎はどっちなのかという。
優しく穏やかに、自ら歩み寄るべきだとは言わない。
人の事言えるほど利他的な人間なのか?なんて邪推はしないし、そういう人間にしか非難する資格がないとも思わない。利他的であった所で、他人にそれを押し売りしたり、「正しい側」から非難しまくるのもどうかと思う。
社会を変える事は大事だけど、腰を上げ楽な位置から離れるコストを皆が嫌う囚人のジレンマ状態。無関心な者と変化を望む者の分断。
社会を変えようとする人間を暇人と笑うのも、目の前の生活を生きる人間を愚か者と笑うのも、等しく傲慢だ。
空港のラウンジで手だけで座るように合図するギギと うっかりハサウェイと同室になったホテルでうっかり裸を見られて部屋に逃げた後の「どうぞー!」と 食堂ではしゃぐギギが可愛か...
飛行機でやたら腕っぷしが強くて判断も迅速で、コイツ面白いけど不思議な奴だなとは感じていたんだと思う。 部隊の名前を変えるくらいにギギの直感の鋭さを確信していて、そのギギ...