まごうことなき汚部屋に住んでいるのだが、来客があるので掃除を始めた。
ゴミが何年も堆積し続けた部屋を片付け始めて、分かったことがあるのでまとめる。
見えている部分のゴミ層のこと。
ここ2週間ほど使っているものでできている。
定期的に使われては戻されるので、物の移動が激しい。まだ埃は被っていない。
表層のなかでも最表面層と下部層に分かれているようだ。
最表面層は昨日今日使ったものであり、1週間前に使ったものがその下、下部層に存在する。
下部層に行ってしまったものは、その後1ヶ月使われないと、さらに下の中間層に移動してしまう。
まれに下部層から救出されるものがある。しかしその際、最表面層を押し退けて上昇してくるため、代わりに最表面層にいたものが中間層に一気に移動するゴミ層変動が発生しやすい。
ゴミ箱に直行するようなものは少ないが、ある程度選別をする必要がある。
ここには前シーズンに流行っていた服、小さい段ボール、書類、前の掃除の途中と思われるゴミ袋が多く存在する。
また、ゴミとそうでないものの分類も難しく、掃除に手間がかかる。
まれに、さらに下の層に支えられた大きなゴミ(ちゃぶ台の天板、画面割れしたタブレット、絵、古くなった鞄)が居座っていることがある。
これらは粗大ゴミになるため処分に時間がかかってしまう他、一時避難する場所の確保も難しいため、中間層の中でも厄介な存在である。
ここにはハンガー(曲がって使い物にならない)、ペットボトル、レシートなどの小さい紙片、下着(洗ってはある)、ペン、枕の中身のチップの替え、シール、目薬、髪ゴム、折り畳み傘の袋部分、小銭などが散乱している。
まれに捨てられないものがある一方、ほとんどがゴミなので掃除はしやすい。
しかし、棚の下、ベッドの下に潜り込んで掃除する必要があり、埃まみれになるのでマスクは必須である。
また、下層には漫画雑誌や小説も多く存在する。これも処分に困るが、すばやくベッドに移動させることがいいだろう。読もうと思ってページを開くことは御法度である。
カーペットよりも下の層、もしくは床直上。
液体が固まったもの、貼り付いた埃、虫の死骸、フローリングの隙間のゴミと格闘する層である。
ここまで来たら大体安心。
クイックルワイパーをかけよう。
いらない服を雑巾にして膝に巻いて雑巾がけしろや ワイパーかけてすむとおもうな