2022-04-23

年収婚姻率には明確な相関がある。この結果を見ると、多くの人は「年収一定以上ないと結婚できない」とか、「年収が少ないことによって人々は結婚を諦めている」と主張する。おそらく、この推論は間違っていないのだと思う。しかし、その一方で、逆の因果関係もあったりしないだろうか、と思ったりすることがある。

社会の平均よりも年収の高いコミュニティとかかわることがある。そこに属する人々のプライベートを熟知しているわけではないが、知る限り、婚姻率は明らかに世間平均よりかなり高い。ややもすると、結婚しないという人生なんてこの世に存在しないかのような錯覚すら覚えるほどだ。

かに、これは件の相関に一致している。しかし、年収の話を一旦忘れても、彼らはやはり結婚というものに対して親和性が高いように見える。彼らは、本来意味での真っ当な自己肯定感を持ち、他者への思いやりがあるとともに良好な関係を築いている。もっと平たい言葉で言うと、他者を愛し、そして他者から愛される、そういう風に育ってきた人ばかりだ。間違っても人間人間社会を嫌う人はおらず、むしろその社会ときわめてシームレスに馴染んでいる。そして、そういった他者社会とのシームレスなつながりによって、高い収入を得られる複雑な仕事を着実に遂行している。

自分の回りの狭い世界の話でしかなく、何の根拠もないことは分かっている。ただ、このような状況を見ていると、逆の因果部分的にも存在するのではないかと考えてしまうのである結婚親和性が高い性格因子を持つ人が、高い年収を得ているのではないか――

  • 海外の出世ハウツー本には奥さんを大事にしろ、みたいなこと書いてあったりするしね けどまああんまり一緒くたにしない方がいいと思うよ 自分に何か欠けたものがあると、何もかも成...

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