確証のある話ではなくて、違和感の累積でそう感じるというだけの話なのだけど。
生まれつきの性別は男。恋愛対象は女性。結婚もして子供も二人いる。
普段女装に憧れたりということもなく、外から見ればどう見ても一般的な男性だと思う。
だけど、昔から恋愛観について他の男性と一致するようなことがまずなくて、それがずっともやもやしていた。
女装に憧れたことはないけど、女性的でいたいと憧れたことはある。
それが原因で男性恐怖症になり、同性愛について過敏に反応してしまうようになった。
もしそれがなければ、恋愛対象は男性だったかもしれないと考えることがなくもない。
決定的な理由があるわけではないのでそれ以外にも違和感の累積でしかないのだけど、その一つとしてセックスのときに射精が一番の目的ではないことが他の男性と違うのではないかということに気づいた。
相手が満足したと感じるとそれで心が幸福感で満たされて、たとえ射精前だとしてもそれ以上続けたいという気持ちがなくなってしまうのだ。
そもそも自分がどうというより相手に気持ちよくなって欲しい気持ちが常に勝っている。セックスの動機自体が、相手を気持ちよくさせたいという衝動から来ている。
もちろん自分は女性ではないので、それが女性的かどうかなんてわかりようがないのだが、少なくとも自分が見聞きしている限りでは一般的な男性のセックス観ではないように思えた。
結果として自分はそうではないかもしれないけど、世の中には見た目男性で恋愛対象も女性、性自認も男性なのに実はトランスジェンダーの同性愛者だということに気づかずに、周囲との違和感に苦しんでいる人がいるのではないだろうか。
少なくとも、自分はそうかもしれないという可能性に気づいただけで、他の男性との性に対する価値観や考え方の、断絶に近い違いに対して自分を責めることがなくなってとても楽になった。
嫁がガバ過ぎて気持ちよくないだけじゃね
根拠なく女性のせいにしちゃうのはミソジニーじゃね
トランスの意味間違ってね?