2022-04-18

二次元における「エロい」はもはや女性のもの

エロい」という評価基準は、それを発言する性別によって印象が違う。

男性イラストに対して「エロい」という場合

単純に性的興奮を想起させ、突き詰めて言えば

オナニーに使えうるものかをホモソーシャル内で同意を得る」ための言葉になる。

この感想女性性的対象として消費することを非難する現代の風潮では攻撃性をはらんだ危険言葉だ。

一方、女性イラストに対して「エロい」という場合、なぜか男性が言うより遥かにカジュアル意味合いを持つ。

それはなぜか?と言われると単純で

「女はイラストオナニーをしない」というステレオタイプから性的な消費をしない側としての発言であることと、性的イラストを見ても女性は性加害に発展しないであろうという、これもステレオタイプ的な安心感から女性は堂々と「エロい」と評価できるわけだ。

それに比べて男性はどうだろう。

良識ある男性オタクほど、性的魅力を感じる漫画アニメイラストに対して、「女性性的に消費してしまっているのではないか?」「頭ではなく生理的欲求評価してしまっているのではないか?」と悩み素直に評価できず、

女性オタクがこれはエロいよねとカジュアルに消費することで初めて口を開けるようになってしまった。

エロいという評価基準は性欲に支配されておらず、加害者にならないと「思われている」女性のものです。

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