それでも、昨今において転売ヤーが問題視されているのはやはりその数のせいだと思う。
転売ヤーが多すぎるんだよ、要は。
そのせいで、これまでは普通の価格で買えてたニッチなものでさえ、値を張らなければ買えなくなった。
そして、そうしたニッチなものにまで転売ヤーが手を出し始めた理由とは。
簡単だ。
故に、転売行為それ自体の敷居がだいぶ下がり、まさに現代は国民の誰もが転売をすぐに始めることのできる状態だ。
「転売やらないんですか?損ですよ?」と言わんばかりに。
そう、ここでもう結論を書くが、転売がなくならないのは転売ヤーが悪いんじゃなくて、転売を推奨するようなプラットホームがあることこそが一番の問題なのだ。
転売をすることで誰が一番儲けるか?
これも答えは簡単、転売ヤーや販売元のメーカーでもない。売買の場所を提供しているプラットホーム側だ。
例えばメルカリでは、売上の10%を手数料として取る。10%だよ10%!!メルカリなんて、それなりの利益を得ようとすれば薄利多売が基本なのに10%って…明らかに多いだろ!
それなのに反対の声も、ストライキ的に使用者が減らないのも、やはりその利便性からだろう。だって、メルカリでもの売るって本当に楽だよ。審査とかそういった類いのものはないし、一目見て違法って分かる物じゃなければ何だって出品できる。
プラットホーム側が転売をまったく規制しようとしないのはこうした理由があるからで、ほんともう資本主義的。
YouTubeなんかでもそうだけど、誰でも参加可能なプラットホームの癖に一般的な倫理からズレた行為を結果的には肯定・推奨する形になっているというのは実際かなりヤバいと思う。
あとこれを書いたきっかけはMGのドムが転売ヤーのせいで価格高騰してたから。