――毎年20億円の売り上げを生む企業を、もともとの経営メンバーは3000万円で売ろうとしていました。その理由は毎月発生する2000万円の赤字と、14億円という負債が大きかったのだと思います。数字の大きさから、普通は「手を出すのをやめよう」と思いますが、田中社長はなぜ再生させようと思ったのですか?
特に理由はないですね。当時OWNDAYSの再生案件がなかったとしても、何か他の案件を手掛けていたと思います。OWNDAYSの再生案件がなかったら、どこかの会社で自分が会社員をやっているとは思えません。僕は20代からビジネスをやっていて、いつか社会にインパクトを与えたいと思っていました。
OWNDAYSがなかったら、もっと負債の大きい会社を買っていたかもしれないし、自分が当時やっていた会社でもっと大きな負債を負っていたかもしれないです。
――かなりアグレッシブですね。OWNDAYSを買ったときから考えて、現在の自分に対して思うことはありますか?
そうですね。正直なところ、いまの自分の状態がとても不満です。40歳のときには航空会社を買っている予定でしたから(笑)。20代の自分が考えていたスケール感と比べてしまうと、現在の自分のスケール感の小ささには不満というかジレンマがあります。
メガネ店を買っちゃったからかなぁ……。それこそ、ゲーム会社をやっておけばよかったなぁとか。こんなに苦労して、こんなもんかぁって思うときもある。自分を卑下して考えてしまうときも多くあります。でも、40歳を過ぎて、人生がいろいろ分かってきて、仮にゲーム会社やIT企業を経営していても、そんなにいまの規模感と変わらなかったのかなぁとも思います。「あのときにこうしていれば、こうだったかもしれない」っていうシミュレーションには意味がないのかもしれないですね。
よく考えたらメガネの販売だけじゃなくて製造もしてる、製造業なのね
最初は転売目的で調査をしていた田中修治社長ですが、『この業界はイケる!』と思われたのが、フレーム1万円なのに営業トークで値段がどんどん上がって行くというところに目を付...
企業の海外進出には「二軍」が来る ――国内事業が軌道に乗りきらず、資金が潤沢にあるわけでもないなかで、シンガポールや台湾への積極的な進出を決めました。普通であれば、...
――毎年20億円の売り上げを生む企業を、もともとの経営メンバーは3000万円で売ろうとしていました。その理由は毎月発生する2000万円の赤字と、14億円という負債が大きかったのだと思...
この人は生粋の日本人だね。 演壇で最後に「皆がそすれば日本はよくなっていく」って言ってたのがすばらしい。 ひ〇ゆきさんが「こうすれば日本はよくなります」なんて言うことない...
怖いなーこの人は