黎明期は専ら男性向けインターネットアイドルとしての需要が強かったVTuberだが、最近は運営側も女性オタクの換金効率の良さに気付いてきたようである。
それに伴って、今までどちらかというと芸人としての役割を求められていた男性VTuberたちにアイドル的な振る舞いが要求されるようになっているように思う(対夢/腐向けどちらにも対応しなければならないという点も含め)。
勿論VTuberをやる以上それくらい覚悟の上とは思うが、根はゲーマー界隈、男性オタク界隈に浸かっていた人達なので、そこかしこにホモソーシャル的というか、有り体にいえばフェミが激怒しかねない思想に基づいて笑いを取ろうという姿勢が高濃度で残っている。特にゲーム実況など素の感情が出やすい配信においてはそのようなスタンスから生まれる発言を一朝一夕に直せるものではない。
これはテレビなどのマスコミにおいては徐々に浄化されている部分で、女性向けゲームやアニメなどでもかなり配慮がなされているものが多い。このような粗さが残っているのはインターネットならではともいえるのだが、綺麗なコンテンツに触れてきた女性オタクがいきなり男性VTuberにハマり、このような笑いの取り方に直面したらいつでも炎上しうる時限爆弾のような部分だと思っている。
次第に学習していくんだと思うよ 幾度となく炎上を繰り返してオタク対応を洗練させていったアイドル声優業界のように