https://www.asahi.com/articles/ASP7P6VDMP7PTIPE01L.html
この記事についたブコメが犯人に対して、とても同情的なのに違和感を覚えた。
私自身は介護の経験者だが、介護の大変さは、要介護者の状態や支援状況によって大きく変わるので、今分かる情報だけでは、判断できない事も多いと思う。
介護をしているものに対して同情的なのはいいと思うけど、アニメを中断された事で殺意を覚えたというのは、流石にいただけない。
アニメの中断は単なるきっかけで、積もり積もったものがあったのだろうと言うのが、多くの同情的なブクマカの意見のように見えたが、介護に限らず、手のかかる人間を相手にする場合には、ある程度の時間的な制約がついて回るのは、予想できる事と思える。
(加害者の年齢から判断するのなら、そのぐらいの予想はしていて当然だと思えるし、この年齢にも関わらず、その予想ができないのなら、そんな人に介護を押し付けてしまうような仕組みの問題だと思える。
以下は、加害者が、介護に携わるのは、難しかったと判断せざるを得ない状況ではなかったという前提での判断です。)
そんな中で、アニメの視聴は、かなりコントロールが可能な部類の趣味であるにも関わらず、中断された事が引き金になったとうのには、幼さや、身勝手さを感じる。
ブコメでは、アニメであることを強調する事に悪意を感じ取っての反応と思えるものも少なくなく、感情的には分かるのだけど、TVで放映されるエンタテイメントは録画が可能な上に、アニメやドラマはリアルタイムである必然性があまりないように思える。
介護をするものは、娯楽を楽しむべきではないとは思わないけれど、自分の工夫で何とかできるようなことまでやらずに、殺害に至ったのは、短絡だと言えるだろう。
その上で、加害者には何らかの障害があり、判断力が著しく劣る為に犯罪に及んだというのならば、そういった人に介護を担わせてしまった社会に問題があったのではないかと思う。