嫌いな人が自分のブログをSNSで誇張していたのでこの人はどんな文章を書くんだろうと思って記事を選んで読んだ。「自分は人に気を遣えないから情けない」という記事だった。
そもそも僕がこの人を嫌いなのは、こちらがトラブルに対処している時に「でも私の彼氏なら○○するよ?まあみんなが○○さんのする方法に納得するならいいけどね?」とまったく役にも立たない情報と自分は嫌だという意思と嫌われたくないから同調する旨を一度に伝えられることが重なったことに由来しているので、「自覚はあったんだなあ」と思って選んだ記事だった。
中身を斜め読みして辟易した。自分の性格の欠点の理由を育ち方になぞらえて羅列、同性の友達がいなくて辛い話、昔の人間関係トラブル。隙自語。いや、自戒記事なので別に自分語りしてもいいだろとは思うけれど、その垣間から見える自己顕示欲と「人の気持ちに寄り添いたい」という目標があまりにも噛み合っていなくてそのままそっと記事を閉じた。
そうだね、人の気持ちに寄り添えていないことを欠点だと感じているなら僕にあんなこと何回も言わないよね。同性の友達がいないとは言うけど君の周りにたまたま君をスルーできる人が多いだけで僕みたいな神経質な奴は異性でも君のことが嫌いだし、人間関係トラブルに関してはトラブルになった相手に同情しかない。自分の精神の稚拙さを「男性脳」と表現するのはやめてくれ、すべての性別に失礼だ。君は「自分が正しい」と思っているわけじゃなくて「自分が間違っていない」と思っている、というのが正しいだろう。
多分人って20年以上生きてると自分を変えることは難しいんだろうなと思った。
内容はともかく文章は上手だったので結局数回に分けて読んでしまったわけだが。他人のことを考えられるなら小説家に向いてるかもしれない。
いや、なぜ、その 他人に気を使えているひとが プロの小説家の、匿名アカウントだと思わないんだろう