18話を観てからふと、クリス松でのとある発言を思い出した。「監督と脚本家がキャラクターを通して声優を弄っているのではないか」と、別の声優が言っていた。その時は別段声優の一意見だとさして気にすることもなかったし、それがTLで問題視されていることは却って一声優の意見が公式の見解、事実になってしまうのかと驚いたものだった。
しかし、六つ子の一人が遅れてアイドルの家にやってきたときの兄弟達の言葉を聞いて、はっとした。実は結婚していて、子どもがいたことを隠していた。そんなプライベートを五年前に週刊誌に載せられた声優がいなかっただろうか。雑誌を買ったわけではないし記憶も定かではないが、確か皮肉にも松が人気になったことが火種の原因だったように思う。周りにはその声優を好きな人も少なくない数いて、皆多かれ少なかれショックを受けていた。受け入れる人も、去って行く人もいた。でも皆傷ついていたことは確かだった。
あれから五年。もう五年と思う人も、まだ五年という人もいるだろう。未だに消化しきれない思いを抱えながら推している人もいるだろう。松は二期ののっけからグッズ商戦をイジり、悪意ある形で踊らされるファンを描いた。そういうアニメに配慮を求める方が間違っているのかもしれない。でも声優はコンテンツでも、ましてキャラクターでもない。血の通った人間なのだ。それはファンも同じだ。血の通った人間同士の営みをキャラクターに落とし込んで、そんなこともあったよねとイジる。本人の口から語られることのないプライベートを。色んな感情を抱えながら円盤を買い、イベントへ足を運ぶファンを。一体どこに笑ったらいいのか。もうわからない。わからないところがわからない。わからない。わからない。わからない。
増田の気持ちわかる。私も18話を見て、クリス松のこと思い出した。この話も声優さんイジリの延長線上にあるのか…と感じてしまって、もやもやしたよ。 ギャグアニメに本気になるの...
一期しか見てないオレ勝ち組だけど気の毒とはおもうよ まあでもBLいじりするのも、いじめいじりするのも、 キャラ本人(にもしも人格があるなら)にしてみれば両方おなじくらいい...