2021-02-09

上京した人に興味を失う

私は地方出身東京在住のアラサー女だ。

Twitterで、写真家ライターフォローして、その呟きを見るのが好きだ。

特に地方在住の人が好きだ。

夫の転勤に合わせて上京したけれど、地方が好きだった。だから、そういうところで頑張っている人が好きだ。

地方の海、山、飲食店

ここで人が暮らしているという実感が持てる写真文章がすごく好きだ。

ほとんどの人は地元や、地元の近くの地域暮らしている。(長崎出身の人が福岡、とか)

でも、そういう人の多くは、仕事軌道に乗ると上京してしまう。

フォロワー100人だった時は、地元のことを楽しそうにつぶやいていたのに、フォロワー1000人を超えたらnote上京宣言をする。

位置情報が、長崎大阪東京かになる。

そして東京の街の中に消えていく。気がする。

地方に住み、そこで血の通った文章を書いていた人が、東京で誰でもかけるような文章を書くようになる。

(それなのに、「心は長崎のままです!」といった地元大切アピールをする人もいる。)

去年バズった、日本全国の市町村全てを回った大学生岡山県出身広島県大学に通っていた。

今ひさしぶりに見たら、上京したらしい。

それを知った途端、色褪せてしまったような気がした。

まれも育ちも東京写真家ライターはそれはそれで好きだ。

でも、地方出身者のクリエイターにだけこういう感情を抱いてしまう。

東京はいいところだと思う。便利だし、このまま住み続けても不都合はない。

特に文化資本が充実している。

会社もたくさんある。写真を撮る人、文章を書く人にとっては都合がいい。

そして仲間もたくさんいる。

地方で一人でタウン誌仕事やってるより、ずっと刺激的なのかもしれない。

でも、「この人は、地元より、やはり東京という華やかな街を選んだんだな」と思うと、急に興味がなくなる。

フォローを外して久々にリツイートで見かけると、誰でも書ける文章、誰でも撮れる写真になっている。

(上京してから地元のこういうところが嫌いだった」と言う人には納得するが。)

地方には、こういう人がずっといたいと思う魅力がないのか。そこで生きている人がたくさんいるのに。

多分、私自身が地元をあっさり離れた人間から、同じような人間に思うだけなんだろうけど。

同族嫌悪だな。

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