なんか塾講師のまとめ見たので書く
自分も全く数学ができなかった劣等生だったが、何の因果か現在では大手予備校で数学を教えている者だ
数学が苦手な人は、自分を含め経験的に以下のタイプ(重複していることもよくある)が多いと思う
①算数の基礎ができていない
たとえば植木算のような、数とイメージを組み合わせる基礎的思考が曖昧なまま、中学、高校と上がってきてしまったタイプ。植木算というのは5本の指の間には何個の間隔があるか?とかそういう計算をするやつだ。文系科目は旧帝余裕な生徒でも植木算ができない例は決して珍しくない
意外な理由としては、苦手意識があるせいで、たとえば必要量の1/3の勉強しか勉強していないのに「こんなに勉強した」と満足してしまうという現象である。こんなに勉強してるのに成績はイマイチだ、センスがないから仕方がないとさらに勉強量を増やすことを諦めてしまう。
③問題を丸暗記して乗り切ろうとしている
これは問題パターンの暗記(こちらは正しい受験テクニック)とは別のものだ。場合の数と確率の分野がわかりやすいが、なぜそういう計算するのかを考えずに問題解答を丸ごと暗記してしまう。応用が効かないので共通テストで撃沈。中堅私大へと流れていく。勉強しているのに成績が伸びにくいという現象が起こり、やる気を失い、勉強時間も減っていく