2021-01-13

anond:20210113144309

ちゃんエコーチェンバー現象確認するなら、元々の思想が同じような人達を2グループに分けて、全く同じ考えを信じてる人ばかりの場で聞いた時と、考えがバラバラの人がいる場で聞いた場合とで、信じる人の割合が変わるか観測しないといけないだろ。そんなことしてるわけ?

 

していない。

それは社会科学全般に付きまとう問題である普通科学というのは、同条件の培地を作って、あるいはマウス使い捨てにして、お前の言う通りの比較をするわけだが、同条件の社会を作ったり使い捨てにしたりする訳にいかないので、社会科学においてそういう実験基本的にできない。

しかし、近似的なことはしている。例えば社会心理学の実験のようなことだ。実験ボランティアに集まってもらって、一人以外が全員サクラで、他の人が意見にめちゃくちゃ賛同した場合と、いろんな意見があった場合で、対象の一人の意見が極端になるかどうか、件数を調べる……みたいなことはやっている。はずである

まあそれは厳密には対称性実験にはならなくて、だから極端な理系脳の人は文系科学を嫌うんだけどね。

ただそうしないと研究できない領域があって、しかも成果が実際にでるからしかたない。

これを批判したいなら、止めはしないが、ハード批判になるだろう。エコーチェンバー分析ではなくて、社会科学全部を批判しなければならなくなるからだ。

 

 

問題は本人に土壌があるかどうか

くその通り。

しか社会全体には必ず土壌のある人と無い人がおり、そうである以上、環境がそろえばその影響が全体には必ず出る。

繰り返すが、これはあくまでも傾向の話であって、絶対にそうなるとかいう話じゃない。

あと傾向は実際に観察されている。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん