首都圏から見た北海道というのは、デパート物産展で手に入る美味の産地、国内屈指の畜産農業生産地。
釧路や知床、網走など厳しい気候が育む関東平野にはないスケールの雄大な自然。
大学や就職で道出身者と知り合うと、はじめはなんとなく畏怖を感じる。
そんなところだろうか。
まあ実際のところ、札幌に限った話では日々仕事をし生活に追われて過ごしてしまえばなんということのない、実に味気ない街である。
各地のラーメンもまだ東京に出ていない食材も地元グルメも食べた。
世話になった人はいるし、数は少ないが同好の友も作った。
まだ訪れたことのない町に何があるのか、どんな人がいるのかだって気になって仕方がない。
それでも、この冬を越えてもなおいずれこの地を離れる自分は道民を名乗ることはできない。
挙げきれないほど嫌なモノやコトも散々経験した。
当たり前で、いいヤツも悪いヤツもいる。
きっと任期が終わり首都圏に戻れば雪のなさ、札幌級の街が各地に点在しあらゆるものが手に入る利便性、盛んに開催されるイベントの活気、なにより旧知の仲間たちが居ることのありがたさを感じるだろう。
まとまらなくなってきた。
実際に住み日々を過ごしたことで、今まで単なる魅力的な旅行地でしかなかった北海道は愛憎伴う地となった。
俺も行ってみてー。今まで移動した北限は金沢だわ
旅行で行くなら最高だよ笑