成長することが怖いし、変わることが怖い。以前にも同じことで悩んでいたけど数年同じ環境に身を置いていて、今また自分の生活が大きく変わろうとしてるからまた怖くなった。
井の中の蛙大海を知らず、って言葉があるけど、大海を知るために今までの環境が全部変わるぐらいなら井の中の蛙でいいやって思う時がある。
自分にとって知らない人だらけの空間はそれだけで大海だし、社会に出るってことが怖くて仕方ない。自分の世界が広がるのが怖い、みたいな感じ。
自分に数え切れないほどのコンプレックスがあることも分かってるし、メンタルが弱いことも理解してる。けれどいつまで経っても外食は慣れないし、年相応にちゃんとした人間だって自覚なんかない。今でも精神年齢が小学校低学年の気持ちでいるから、こう、年相応の対応を求められる場面がめちゃくちゃ苦手だ。畏まった話をしなきゃいけない電話とか、面接とか、接客とか、その他諸々。正しいことじゃないと失礼になる、みたいな場面でめちゃくちゃ自分の行動と他人の目が気になって、どう言えばいいんだとか今の失礼だったかなとか、心配になって仕方ない。だから新しい環境って苦手。
知らない人も苦手。もっと言えば、知らない人だったけど今から何かしらの関係を築いていかなければいけない人たちが苦手。たとえばふらっと寄ったコンビニの店員さんとか、旅先で会った人とか。その先一生関わることのない人ならまだマシに話せる。でも学校のクラスメイト、バイト先の人、かかりつけになる病院の先生、みたいな、その後の関わりの深さはともかく今後しばらく関わる人っていうのがめちゃくちゃ苦手。毎日自分に関わった人から自分の記憶が消えて、毎回初対面になる方が変な緊張しなくて済む。
ともかく、成長していく=そうやって関わる人間が増える、だから怖い。何気なく関わっている人間全員に思考があるって冷静に考えたら不気味。そんな生き物がこの世に何千どころか何億といるんだから怖い。そんな社会に踏み出していかないといけないことが怖い。成長って怖い。