2020-10-14

去年見たちょっとエモい

行きつけの美容室。なぜか平日の朝、出勤前にカットの予約を入れた。

オーナーと彼の2人体制のお店。だけど今日は彼しかいない。

多分私より少し年下の彼のことは、最初にここに来たときから実はちょっといいなって思ってる。

優柔不断な私はいつもおまかせ。

自分ではリクエストできなかったであろう、しかし似合う髪型にしてくれる彼のことを、こっそり神の手と読んでいる。まだ数回しか会ったことないのに、私のことなんでそんなにわかるんだろう

今日はまだ切らなくてもいいかな、と思っていたけど、彼に会いたくて予約を入れたのも一つの理由だ。

いつもどおり席に迎え入れた彼は、いつもどおりもの静か。

だけど1つ違うのは、全然切り始めない。私の髪を触って考えてるみたい。

そのまま何故か肩のマッサージを始めてくれた。とても気持ちよくて、いつもより少しだけ笑顔になってゆったりとした時間流れる

結局髪は切らずにマッサージだけでタイムオーバー。まあまた来る口実ができて良かったかも。

ふと顔を見ると目があっちゃって互いに照れ笑い。はにかむ顔がめっちゃかわいい。思わず手を触って、なにかしてほしいことある?って聞いた。

そしたらTシャツから出た自分の腕を触りながら、「…寒いからハグ。」

この世の可愛いのすべてが詰まっている。

ハグしたけどまだ寒くて、Tシャツの下に腕を回した。直に触った腰回りは温かかった

彼の顔を見ると、なにやら口をパクパクしている。声を出さずに、何か言葉を伝えようとしていた。

ゆっくり伝えようとしているみたいだけど、一文字もわからない。3回くらい見てもわからいから、もう教えて!って言うと彼は

「おれのおんなに、ならない?」って小さな声で囁いた。

なるっ!って即答したい気持ちをおさえて、「考えとく」って言った。だけど考えることなく、3回キスした。

最高の1日の始まり。天気もいいし仕事頑張ろ。

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