チームのミスが発覚した。
直接原因はAさんがつくった資料の誤りだが、その部分の参照元を用意したのはわたしだったので、即座に「すみませんわたしが間違えたからです」と表明した。
ただよくよく考えると、わたしが間違えたのはわたしがさらに参照した参照元(Bさんが担当)が間違えてたからだ。
疑えなかったという点でわたしの落ち度でもあるが、なんというか要素が重なってその時点では疑うのが難しい状態だったのだ。
で、Bさんの部分が間違ってたことは、いろいろ複雑で、他の人には一見わかりづらい。
結局、そのフォローにいろいろな人が立ち回り、わたしの間違いが原因という認識のまま着地した。
再発防止策もたてられた。
その対策で結果的にBさんのミスも対策できるので、わざわざ異議を唱える必要がなかった。
別に怒られたわけでもない。
でもすごいモヤる。
「わたしはそんなに悪くない」とみんなにしっかりわかってほしい!という気持ちが、時間が経つほどに胸の奥から渦巻きながら湧いてくる。
しっかり説明すれば、明らかにわかるのだ。複雑なゆえ一言では説明できないだけで。
でも「わたしのせいではない」を主張するということは、つまり「Bさんのせい」ということをわざわざ説明するということだ。
Bさんは自分が原因だとわかっているようだが、みんなの前では何も言わない。
わたしがわざわざ説明すれば、わたしの気は晴れるかもしれないけど、
再発防止策が変わるわけでもない。
あっそ、で終わるどころか、こいつ自分が悪くないことをそんなに必死に説明したいのか?って思われそうだし、
何よりBさんを追い詰めてしまうかもしれない。
わたしより立場が弱いBさんは、実は自分のせいということをすでに思い悩んで反省しているだろう。それで十分なはず。
気にしすぎである。
でもモヤモヤする。
「すみません」が口癖だ。
その場の非をかぶる役目になりがちだ。
相手に指摘したいときも「指摘してすみません」ってマインドになり、自分は別にやらないのに「わたしもよくやってしまうんですけど、」とか、ちゃんと伝えたのに「わたしの言い方が悪かったと思うんですけど、」とか余計な枕詞をつけてしまう。
とにかくこれについて、わたしは悪くないを今更説明するメリットはないのはわかるのに、こんなことを引きずってモヤモヤと悔しがる自分が嫌だ。
小心者なのにプライドは高いの直したい。