秋には32歳になる(ということは夏が32回目ということでいいよね?頭が悪いので計算がやばい)。
未だに実家住まい。仕事も満足にこなせず、私生活も不満だらけだが未熟ゆえにどうにもできない。周囲には家庭を築いている同年齢も多い。自分の未熟さが嫌になる日々がますます嫌になる悪循環なまま、どこかのマンガ/ドラマみたく「僕はどこから」と問うている日々。
同僚の女性(離婚済み)とその娘さん(父親の顔を知らない)に街でばったり会ったとき、「君は父親に会いたいと思うか」と問われ、娘さんがいたことに気を遣って『別に今さら会いたくはありませんよ』と答えてしまったこともあった。
でも… そんなわけないじゃないか。自分の原材料のあと半分がどんな人間なのか、気にならないはずがない。
しかし、いま探し出したところで、会いに行けるほど自分は社会的に立派な人間にはなっていない。
それよりも、いまは彼がどんな人なのか知りたい。彼の生い立ちが知りたい。彼の兄弟や両親や祖父母のことを教えてほしい。
たぶん異母兄弟もいる。会わせろとまではいわないが、話くらいは聞かせてほしい。
今後もし彼が死ねば、彼の子どもたち、つまり自分の異母兄弟がたぶん相続の話をしに来る(認知はされているから戸籍を見ればわかるだろうし)。
そんな段まで待つのもしんどいし、そもそも死んだら話が聞けない。彼の子どもたちだって嫌々来るだろうからなぁ… 嫌々会われるのも嫌だよこっちだって。
この歳になっても定期的にこんなことを思い出しては、また自分に嫌気がさす。