まあ、ワナビだった。
声優なのか、ラノベ作家なのか、漫画家なのか、イラストレーターなのか、ゲームクリエイターなのか、カメラマンなのか、俳優なのか、映画監督なのか、そこはあえて言わないでおく。
そして、もう無理だとあきらめて、2年。そして今。
いわゆる障碍者になった。
でも生活保護で生きていくには欲が深かった。
その結果、一気に年収が上がった。
なんか、できることをそのまま履歴書に書いて、送り、そして就職活動した。
で、結果として、年収が倍に上がった。
200万行かない生活だったのが、400万になった。
納得いかない。夢を追ってるときにはあれだけ努力して、あれだけ報われなかったのに。
どういうことなのか。
理屈ではわかる。
でも、あんなに努力して結果が出ずに報われなかったのに、こんなに簡単だったのかと思った。
視野が狭かったのだ。
でもそうじゃなかった。
自分は社会のだれからも必要とされないクズの才能のない人間だ。替えなんかいくらでもいる一山いくらのゴミだと思っていた
しかし、自分のやってきたことに、前の競争から降りて別の人が値札を付けたらきちんとした値段が付いた。
ただ、視野が狭くて蛸壺の中でもがいてたのだ。
その事実が今は少しうれしい。