フェミと呼ばれる方々が元気だ。この世から一切の萌え絵を排除してあわよくばそういうのを法律で禁止すべき、そういうのが好きな男は粛清すべき、くらいの過激な事を言う。
アンチフェミもそれに呼応して元気だ。あいつらはなんの問題もない事をギャンギャン大袈裟に騒ぎ立てる、俺らの人権を侵害して奪い去る事が至上命題のようだ、俺たちの権利を守れ!俺たちはターゲットにされている!そこかしこに堂々と可愛い萌えキャラがボディラインを強調したイラストが貼られることは許されるべきだ!
なんでこの人たち0と100だけで話してんだろう?いや、殴りあってんだろう。
少し考えたんだけど、どっちも公共の福祉は無視しながら権利を濫用してんだよ。
公共の福祉って言うのは、誰かの権利を守る事で他の誰かの権利が侵害されないようにバランスを取ろうぜ!っていう考え方。
権利の濫用って言うのは、いくら権利があるからってそれを振りかざしてわがまま放題するんじゃねーぞ、っていうかんがえ。
どちらも学校で習うけど、じゃぁ実際なんだよっていうことは全然教わった気がしない。
まぁ、この二つを大雑把にいうならば、「確かに権利はあるけど、このくらいの侵害なら許容範囲かな」っていう綱引きだ。
ラディカルとか原理主義とか言われる人らはこの許容範囲がすごく狭いか又は0だ。
例えば献血ポスターに萌え絵を採用しても良いけど、ボディラインは強調しない(と言うか萌え絵は何着ててもボディラインが丸見えなんだよね)し、変に色気だしてないとか、デザインや構図も献血の宣伝にきちんと関係してるなら良いか、とかだよ。
だから、みんな法律の都合いいとこだけ切り取ったり、なんかそれっぽい理屈捻り出して全勝狙うんじゃなくてきちんと落とし所探ろうぜ。
その上でラディカルとか原理主義とかそういう自分らの主張以外全く受け入れられないような奴らは自分たちがバランスぶっ壊れてる事自覚しようぜ。