2019-10-24

オタクジレンマ

オタク特にオタク)が、つらい境遇のなかで頑張って生きているキャラを好きになると

「このキャラ幸せに生きられる世界線に行きたい」とか「暖かい布団と美味しいごはんをあげたい」みたいなことを言う場面をよく見る

だけどこの意見を見るたびに脳裏ひぐらしのなく頃に賽殺し編を思い出す

あの話はこのオタク心理うまい皮肉ってるなーと今にして思う

ひぐらしのなく頃には、登場人物の全員が辛い境遇の中で健気に生きている

しかし、賽殺し編世界では、登場人物が不幸になる分かれ目の選択肢幸せになる方向に進んでいる

から、健気に兄が帰って来るのを待ち続けて下手な敬語を使い家事を頑張って覚えて人の痛みがわかる沙都子は

家族がみんな仲良く暮らしていける他人の痛みを理解できない自己中のいじめっ子となる

育った環境によって人間性格なんていくらでも変わる、そんなことは当たり前のことだけど、初めてプレイしたときは度肝を抜かれた

まあ後々ドラゴンボールトランクスもそういったエピソードがあったので題材としては割とよくあるものなんだろうけどね

からオタクの尊さつらさからくる上記発言も、発言意図は重々承知の上で

そんないい環境だったらそいつはつけあがるぞ…と思ってしまう斜な見方をするオタクであった

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