2019-09-17

2番目に仕事ができなかった俺はパワハラ通報加害者だったかもしれない

パワハラ通報されたようなのですが、「ピボットテーブル作れるようになれと数日間にわたって合計10時間程度同じタスクをやれと指示され、詳細を教えられたが、できないことをできるようにしようとするのはハラスメント」と訴えられたらしく、いろんな観点から驚いた‥(週明けに取り調べられる私)

https://twitter.com/yukikrym/status/1173280548053078016


俺は前職において、課の中で2番目に仕事ができない男だった。特に仕事ができなかった先輩と後輩の俺は、「大先生とその兄弟」という位置づけだった。いじめ経験した人ならわかるだろう。この表現には侮蔑の色が込められている。

そんな俺は常に誰かに怒られる立場だった。会計担当すれば帳簿を間違え、必要書類を当日の午前中になんとか整え、本来は同行するべきなのに先輩が代わりになったり。結局、一時的に俺は田舎の支所で修行いたことをさせられた。支所自体はでかい組織の末端ではあるものの、俺の直属の上司は課や支所を超えて畏怖される鬼のような人だった。本来なら立場が低いはずのうちの課は、その上司もとい鬼の存在故に一目置かれるほどだったのだ。誰も頭が上がらない。その鬼がさじを投げたほどの人物が俺だ。


結論を言えば俺は病んだ。元々仕事ができないのに、後方2mからくる槍のような鬼の視線をずっと受けていれば、もう何もできない。何度も指摘されたルーチンワークを月ごとに間違え、最後は泣きながら辞めていった。たくさん迷惑をかけた。たくさん酷い仕事をした。同時にかなり面倒も見て貰ったのだが。


もしも第三者があの職場をみていたら、悪いのはどちらだったのだろうか。

仕事ができなかった俺か、仕事のできない俺に檄を飛ばしていた鬼か。

もし俺がそれをパワハラとして通報していたらどうなっていたのか。

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