何かをするときは
1.出す
2.使う
3.しまう
という流れを組む。組み合わさることもあるけど結局どこかに「出したものを元あった場所に戻す」という行動が入る。
「私片付け苦手なの」
という人をしばらく見てみて思ったのだけど、彼らの行動パターンは
1.出す
2.使う
3.どかす
だということに最近気がついた。彼らにとっての「しまう」は「どかす」なのだと。
出したものを単にどかせばそのものは永遠に移動し続ける。そして出すことをやめはしないから永遠にしまわれないものが家の中をさまよい続ける。
そんな彼らの家、とんでもない場所から素っ頓狂なものが出てくるのもこれが理由だと思う。例えばタンスの中にテレビのリモコンが入っているとか。
なので「片付けるのが苦手」という人たちは「そもそも片付けずにどかしているだけなのでは」という観点で自分の行動を顧みることをおすすめする。
あ、もう一つ別のパターンがあった。
1.出す
2.使う
3.後で片付けるつもりでひとまず空いたところに置く
ひとまず空いたところに置かれたものは永遠にそこに存在し続ける。例えば本を読む、今忙しいから後で片付けるためにひとまずテーブルに置く。そしてその場所は
後で片付けるもの置き場となり、いつしか巨大な塔が作り上げられる。
そして彼らは何が嫌いかというと何気に散らかっていることが大嫌いだったりする。だけど、いくらどかしても片付かないから嫌になってやめる。
ただ、言いっぱなしで終わるのも良くないから自分なりに考えてみる。
何かをする時、準備と片付けの時間を意識的にか無意識的にか入れていると思う。だけど片付けられない人たちはこの時間を全く入れない。時間ギリギリになるまで何かをし続ける。なので片付ける時間が取れないが
どかす時間は(ほったらかす時間も考慮すれば)実質0だから問題ない。
こういう人たちは一旦火がつくとすっごく綺麗にする。必要以上に綺麗にする。これも時間の使い方が下手な気はする。
2.割とパニクっている可能性
そもそも片付ける、という行為が「元あった場所に戻す」という理解をしていないと片付けろと言われてもパニックになるだけだ。幼少時に親から教わって練習すればよほどのことがなければできるようになると思うけど、
例えば親が凄まじく厳しい、例えば自分なりに綺麗に片付けても「キー!ドラえもんの22巻と23巻が逆順じゃない!何やってんの!」みたいなクソ親の場合だと片付けるということは永遠に身につかない、もしくは片
付が過去のトラウマをフラッシュバックさせる行為でしかないので恐ろしく消耗する。
こういう人たちも「自分は片付けが下手」で結論していることがある。
片付けられない人たちを単にだらしないで切り捨てる時代はもうじき終わる。
逆に片付ける方が気持ち悪いわ