「『web of science』にアクセスできないから」だと思う。
これは一言でいうと、
「最新の科学技術を分類しておいてある、科学者が良く使うリサーチの道具。ノーベル賞もここから予想できる」
この『web of science』は、例えばNBI(内視鏡で特殊な光を使って、ちょっと深い血管の様子が見れる)の知識を得たいと思う。
で、検索して、レビュー論文を選んで、一番関連度が高い論文がサジェストされるから、それを読めば、だいたいのことが分かる。
どのような過程で研究が始まり、どのような歴史的な展開があり、現在の技術があるのか、未来の課題は何なのか、どういう事が研究としてさらに行われているのか。それが分かる。
これが、普通ではできない。
子供たちに自由研究させたりするときに、あるいは勉強したいことがある子供たちに、あるいは意識が高くこの世の科学の最前線を知りたい子供たちに。あるいは、会社で腐って未来や科学を疎ましく思う大人たちに。
そういう人たちが、この[web of science]に自由に触れられたら、ゼンゼン違うと思う。
国民が、これに触れられて、「この技術の科学ってそんな感じが最前線なんだ」ってのが分かれば、ゼンゼン意識が変わると思う。
それに触れる機会が無い。
そこが、かなりのこの世の科学に対する人々の誤解を生んでいると思う。