広河隆一という人権派フォロジャーナリストの裏の顔、みたいな記事がでている。
長年の性的な加害が明るみに出されつつあるが、この人は案外、裏も表もなかったのかもしれない。
戦場というひどく人権が蹂躙される生々しい環境がうっとりするほど好きだったのでは。
そして、戦争を後押しする先進国の市民として、自らも加害性をもってしまう、その背徳的な感情で恍惚としていたのでは。
今回、海外の取材先で「二週間毎晩襲われた」と告発した女性の一人は、女性差別をテーマとする大学の集会で、講演した広河氏と知り合ったのだという。
女性の人権が蹂躙される状況を想像すればするほど欲望が目覚めて興奮するので、その背徳的な感情に浸るために、女性差別問題に関心を抱いていたのでは。
そしてより、リアリティあふれた現場の味わいを堪能するため、紛争地域という異常な状況に身を置き、退路を立たれたジャーナリスト志望の女性に対して、自ら性的な加害を加えたのでは。
左翼思想というのは、醜悪かつも美しい人間の営みに魅了される自分を補償するための中和剤として浸ってきたんじゃないだろうか。
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