妄想犬がまた意味のないエントリを尤もらしく書いているので、一応突っ込んでおく。
重村氏は「日本が怒れば、反日世論が盛り上がり、大統領の支持率アップにつながるとの“陰謀”」を幻想しているようですが、具体的な根拠は何もありません。
反日操作をしている証拠がないということは確かに正しいんだけど、だからと言って「反日世論を喚起していない」証拠も無い。してる証拠もしてない証拠もないのに、一方を否定することで残ったほうが正しいように聞こえるレトリックを使っている。
本気で「韓国政府が反日世論を喚起しているかどうか」を確かめるには、韓国政府の発言と、支持率を分析しないといけない。韓国政府の発言によって支持率が上がるかどうかははっきり言って水物なので、反日発言と支持率の上昇率の相関は別のマターとして取り扱う必要がある。「反日世論を喚起しているかどうか」を検証するために見るべきなのは、「支持率が落ちたときに反日的な発言をしたかどうか」に限られる。反日発言について統計をとって、そのときの韓国政府の支持率との相関を見る。統計に相関が認められれば「韓国政府が反日世論を喚起している」と言える。この場合の相関とは、支持率が低くなった場合に反日発言が増えるか、支持率が下落したときに反日発言が増えるかということについてである。そういったデータがない以上、「どちらとも言えない」という態度を取るのが公平ではないだろうか。
政府や軍の発表を鵜呑みにせず、常に懐疑的に見る態度は間違っていない。政治は綺麗事ではないので、後ろめたいことを隠してきた例は枚挙に暇がないからだ。
だとしたら、韓国政府や韓国軍の発言についても、同じような態度で疑ってかかるべきだろう。しかし妄想犬は韓国側の主張は常に言葉通り受け取っている。
なんというダブルスタンダード。