2018-10-24

駅伝つん這いと特攻隊

駅伝で体が動かなくなったのに四つん這いで必死にタスキをつないだ選手の話、

どの記事ブクマだったか選手の素晴らしい闘志に感動した」などと書いてるのがあった。

これっていわゆる感動ポルノのものなんだけど、いくつも星がついてて、こんなふざけた奴らが複数いるかと大いに笑えた。

自分一人だけなら将来のことを考えて棄権するところを、仲間がいるか棄権できず無理を通さざるを得なかったのに

実情も知らない、ろくに運動しないような無責任な奴らが、なぁにが「感動した」だ、バーカ!

駅伝に限らず、常に故障危険と隣り合わせなスポーツ選手はいっぱいいて

客が勝手に抱く期待という圧力、そして仲間内で足手まといになるわけにはいかないという圧力が彼らを故障まで追い詰める。

もちろん、そんな圧力に負けない鋼の心の人たちもいるかもしれない。

だけど、真面目で努力家の選手たち、特に集団スポーツ選手達は多かれ少なかれ、

そんな圧力に晒され、精神的に圧迫されている事を隠してそのスポーツに打ち込んでいる。

一見優雅そうに見えて水中で必死に足びれ動かしてる白鳥のように。

上記ブクマを見た時に頭に思い浮かんだのは、特攻隊に感動する人たちのことだ。そっくりじゃね?

この度、ひっでぇ題名の(よりによって「紀」を使うか?!)本を出版される嘘八百田さんが思いっきり美化しまくった本を読んで感動する奴ら。

他者から圧力で命を懸けざるを得なかった他人の行動に「素晴らしい」「感動した」とか言ってる奴ら、

自分らで紐なしバンジージャンプに挑戦してみればいいのに。

ぜひとも「素晴らしい」「感動した」と大いに褒めたたえて差し上げ……たら奴らと同じになるから念仏の一つでもあげて差し上げるさ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん