http://b.hatena.ne.jp/entry/news.line.me/issue/oa-gifushimbun/324199ecaba3
例の粉末水素水の記事(なぜか本記事とラインニュースが両方上がってるがラインニュースのほう)のブコメで
「食品として8400円ぽっちで発売している場合ではない。水素自動車の燃料担体としてトヨタに売り込めば何百億にもなるのだ何をぐずぐずしている。」
というコメが1位になっている。そんな簡単に水素が発生するわけないだろという皮肉なんだと思うが、実際は水から多少ぷくぷく水素が出ようが水素自動車の燃料分としては全く足りない。
水素を22.4リットル発生させたところで1モルの燃焼熱284キロジュールしか得られない。これはガソリン6グラム分に過ぎないのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E7%86%B1%E9%87%8F
水素が発生するなら爆発して危険だろうという批判も見かけたがこれも筋が悪い。少しの水素では爆発しない。そもそもそんなに水素が入っているのなら水素水の販売も危険物として取り締まるべきなのだ。
ところでくだんの製品には岐阜大と東京工科大が関わっているのが科学予算等の面から批判されているが
水素自動車の燃料への応用を目的として水素発生材料の研究を申請
→研究の成果で得られた物質は燃料としての実用レベルの量の水素を発生しない
→作った物質は一応食えるらしいし、水素飲むの流行ってるらしいし、企業と協力して食べ物として売っちゃう?
てな経過をたどったんだろう。
あるいは企業から申し出があって水素水が健康にいいかは実に胡散臭いけど、水素発生物質の研究できるし、金くれるならやっちゃおうって話だったのかもしれない(そもそも国からろくに予算もらえてなくて研究費が足りない大学も多いんで)。
どこの研究室が関わってるかはわからないけど 特許を見る感じだと、「ペットボトルに水素を詰め込める水」はそんな大した技術じゃなさそう なんか塩基と酸を混ぜてるだけだし で、...