私は人気ブロガーのちきりんさんのファンだ。だけど、彼女の文を読んで簡単に真似しようと思えない部分が多々ある。「高い給料と安定した生活のために組織にしがみつくなんてバカ」「嫌いな仕事をやり続ける時間がもったいない」と彼女は言うけれど、フリーランスに転職して好きな仕事で食べていける人が何人いることか。
詳しい学歴などは公表されていなかったと思うけど、確実に有名大学出身のエリートで、外資系企業で部下を持ちバリバリ働いて海外に頻繁に出張し、そんなハードな組織に順応して生きてきた人だ。組織向きの人とフリーランス向きの人は違うのかも知れないけど、組織で大した結果を出せずにいる人が独立して突然成功することってそんなにあるんだろうか。仮に仕事を辞めないままブログなど書いてみて、ブロガーとしての収入が本業を超える人が何人いるんだろうか。
やっぱりそれなりに地頭が良くて、コミュ力が高くて、お金になるアウトプットを出す能力のある人でないと、「フリーランスへの転職=無職への転落」になってしまうのではないか。仮にある程度能力があってアウトプットが出せても、それが小遣い程度で食べて行くには足りないレベルだったらやっぱり厳しいのではないか。
常に私は仕事を辞めたいと思っているけど、それを親にいうと大反対されるし、自分もまるっきり無収入になるのはこわいので、今の職場の関連で、週休3日で働ける程度の仕事をしようかと思っている。でも自由が欲しくて辞めるのに、月16日とか働いてたら意味ないか。自分が何かフリーランスで食べていける能力があるかと問われたら、何も答えられるものがない。ちきりんさんが前提としているのは稼ぐ力のある有能な人だけだ。そもそも彼女は著書やブログで「稼ぐ力」についても言及しているけど、まったくもって自分がそういう力を持っている気がしない。稼げない人はやはり組織にしがみついているべきなんじゃないかと悩み続ける今日この頃だ。
エリート的スペックのないやつにはゲリラ戦しかない 正面からまともに殴り合ったら絶対に勝てないので、 他の人がやっていない仕事で、自分は好きで、それなりに需要があることを掘...
ちきりんは一橋大卒だけどファンを自称するわりにそんなことも知らないんだな。 自分が好きなものに対してもその程度の知識しかないようでは一芸でフリーランスなんて到底無理だな...
確かに「ちきりんの正体は人材育成コンサルタントの伊賀泰代さん」という説があって、伊賀さんは一橋大卒らしいですが、ちきりんさんの正体が伊賀さんというのは確定情報なんでし...