2018-06-11

フリーランス40歳の壁』には本当に書かれていない闇がある

竹熊健太郎フリーランス40歳の時』を読んだ。

自由で華やかに見えるフリーランスという職業の負の側面を書いたものだ。

書かれている内容は驚くほど単純だ。しかし、だからこそ核心をついた内容になっている。

フリーランス40歳を過ぎると発注担当者が年下になってくるので仕事が頼まれにくくなる

②そのうえ、同じことばかりやりがちなので自分仕事に飽きてくる

③その結果、仕事が行き詰まってくる

おれもフリーランスだが、これは真実だ。フリーランス専門性があるほど同じような仕事がくるし、年下とは仕事がしにくい(お互いに)。

しかし、ここには書かれていない本当の「闇」がある。一番精神的に参ってしまうことが書かれていない。

それは「同年代活躍」だ。

40歳を過ぎた同年代サラリーマンが、管理職になり、いい給料をもらって、家庭を持っている。

担当する仕事も大きくて、何億もの予算を使いながら仕事をしている。そのうえ、週末はしっかりと休み子どもと遊んで家庭的な幸福を得ている。有給を取って家族旅行をしていたりして。

これはかなり堪える。それに対してこちらはそんなに収入は変わらず、数ヶ月後に入ってくる金を気にしながら、「来年はどうなっているんだろう」と不安になっているんだから

あんな奴らとは一緒にやれないぜ、と飛び出したのに、いつの間にか「あんな奴ら」に大きく引き離されている。

この事実に気づいたとき、ずしんと身体にくる。何でこんなことに?

なんであいつらはあんなに楽しそうなんだろう。ほんとに泣けてくるよ……。

フリーランスになろうか考えている若者は、ほんとうにここのところを考えた方がいい。サラリーマンのままのほうが、絶対いい生活はできるから

  • いやそれ本当に書かれていない闇っていうより、当たり前すぎて言及されてないだけだろ フリーで大企業と張り合えるなんて思うアホはそうそうおらんだろ

  • 『40歳を過ぎた同年代のサラリーマンが、管理職になり、いい給料をもらって、家庭を持っている。』 他の職業の人たちが視界に入ってないのでしょうか。 ここに書かれてることが事実...

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