それまではそんなに強く意識したことはなかったけど、フランスの友人と話していたら、いかに日本の教育が遅れているか実感させられた。
友人は拙い日本語ながら一生懸命伝えてくれた。「日本の英語の勉強は英語じゃなくて、英語のテスト勉強だよね。フランスの英語教育も遅れてるけど、日本よりマシ」
日本の英語がテスト勉強なのは、大学受験がそういう制度で、学歴で社会の地位が決まっちゃうからなんだよと言うと、「その社会構造自体が終わってるね」と返された。笑うしかなかった。
少し前ツイッターでアメリカ育ちで日本に帰って大学に入学した人が、政治の話とか全然できなくて泣きながら向こうの大学に再入学した、みたいな話がバズってたけど、これは切実な話題だと思う。私も大学生になってようやくそういう社会的な話題ができる場所(サークル)を見つけたけど、そもそもそういう話題をする場所を設けてること自体に疑問を感じた。
政治とか社会問題とかって、もっとカジュアルに議論してもいいと思うんだけど。特に身近な人に対してはそう思う。何もネットで全世界に向けて発信するわけじゃない。情報媒体で得られることは、フィクションやコンテンツじゃなくて私たちの生きる世界で、私たちの生きる時代で起こっているのに。内輪で話し合うことでもっと関心が持てるようになるのに。
どうしたもんかなあ。
このフランス人やアメリカ人が白人ではなくアジア系だったら同じ説得力を持つだろうか。私、気になります!