ジャッジキルって言葉が本当に嫌いで、自分でもなんでこんなに嫌いか分からなかった。
今日ふと考えてみて、ジャッジキルっていうのがジャッジ(や執行されるルール)をプレイヤーの敵として見てる概念だからなのかな?と思った。
もしかしたら、自分が(直接的にでも間接的にでも)敵視されることがイヤなのかもしれない。
しかし、自分がジャッジになる前からこの言葉が嫌いだった記憶がある。
某国産TCGにおけるジャッジキルっていうのはまさに盤外戦術で、ゲームのルールとしてもおかしく思うものだった。
有名どころだと巻き戻しナンチャラとか。
自分がジャッジをしている某TCGでは、ゲームのルールに則った論理的な裁定が整備されている。
しかし、それすら「ジャッジキル」と呼ばれることがあるらしい。
ジャッジによって、"ゲームしないで""負けさせられる"ことがジャッジキルなのかなあ。
ジャッジからしたら、プレイヤーに楽しくない思いは全くしてほしくない。
だから、(プレイヤーが発見するにしろジャッジに発見されるにしろ)何か間違いが起こってしまったとき、「さまざまな状況をなるべく公平に処理するための」公式ルールに則って裁定する。たとえ、プレイヤーが不満に思うとわかっていても。
プレイヤーからすれば、ジャッジに発見されたときは特に、自分達の対戦を邪魔されたと思うだろう。
難癖をつけられた、と思うこともあるだろう。
でも、それは全て、公平のためのルールがそう定めているからであって、ジャッジが悪意をもって裁きを下しているわけでは当然ない。
公平のためのルールだけど、さまざまな状況を全てカバーできているわけではない。
むしろ、ジャッジに解釈の余地を(少し)与えて、よりフレキシブルに適用できるようにしている。
それが結果として、一部のプレイヤーが不特定多数のジャッジに対して「ジャッジは贔屓をする」とか思わせていることは本当に悲しい。
まとまらない文章になってしまったけど、とにかく、ジャッジはいつだってプレイヤーの味方だし、プレイヤーに楽しんでもらいたいという一心でジャッジをしているし、偉そうにしているとか難癖をつけたがっているみたいなのは全て誤解だし、そういう思いが募り募って「ジャッジキル」への嫌悪感を生んでいるのかもしれない。
まあ、全部ウソなんですけどね。